【新入生に向けて】

今回は、新2回生の香山 康太郎くんに去年1年間を振り帰りを新入生向けに書いてもらいました。ご覧下さい!

 

 

 

*********

京都大学2回生の香山です。今回は新入生向けの内容です。1年間の大会の内容とか、友達のでき方とか、1回生がどんなディベートライフを送ってるのかとか、そういった質問を多くいただくので、自分の1回生のときを振り返って、具体的に説明していこうと思います!海外経験なし、未経験者の1回生のお話です!


※コロナの影響で、今年はスケジュール違うかもしれません。
※開催時期・場所は年度によります


執筆者:香山康太郎
所属:京大法学部2回生
入部時のディベート経験:未経験・非帰国子女

 

*去年参加した大会

6月:若葉杯(1年生限定)

7月:K-cup(1年生限定)

8月:銀杏杯(1年生限定)、KFC(1年生限定)

9月:関西夏合宿、秋T(Open学生大会)

10月:梅子杯(1年生限定)、BPNovice-west(1・2回生限定)

11月:紅葉杯(1年生限定)

12月:淩霜杯(Open学生大会)

2月:KK-cup(1年生限定)、The関西(年齢制限無し)


**4月
ご飯目当てであらゆる新歓に行ってて、結局高校から続けてたバドミントンサークルに最初に入った。あとは、英語が喋れるようになりたいという気持ちからESSに興味を持ち、先輩に聞いたら、ディベートが1番英語喋れるようになると言われ、ESSに入会。空きコマや放課後に、先輩方にレクチャーをしてもらう。京大の仲間とそこで初めて対面し、緊張する。とりあえず、SQ(現状)/AP(政策後)/Importance(重要性)を言えばいいのは理解した。初めての試合は、”THW ban pornography”.の否定側。何も言えず撃沈。


**5月
バドミントンサークルの体育館が遠くて行くのが面倒くさくなってきた。この頃から徐々にディベートに行く頻度が増えていき、友達が増え、サークル内の雰囲気も良くなった。練習には行くものの、プレパ用紙の書き方がよく分からない。先輩に教えてもらう。英語弱者の自分は1stに向いてないと思い、2ndに転職。なんか時間があって、心持ち豊かだから2ndを練習することにした。英語はちょっと喋れるようになってきた。また、PDTKという関西のディベート組織のレクチャーがあり、参加。関西の同期のディベーターを初めて見る。


**6月
***Wakaba-cup 2019
概要:多くの1回生にとっては初めての大会参加になる、神戸大学大阪大学で2日間に分けて開催された2人vs2人のNAスタイルの1回生大会。参加者は関西の大学からが多いが、関東、さらには遠く秋田の地からの参加者もいた。


感想:サークル内の仲の良かった友達から一緒に組んでと言われ、嬉しいので出た。大会の雰囲気を初めて見て、恐れまくる。何も上手くいかず撃沈。ラウンド3では京大の同士討ちで負ける。ディベート難しいと思い始める。英語が話せる人が勝っている感じが悔しい。京大の人が貰う賞状が羨ましい。大会後のサイゼリアで阪大の1回生に話しかけられ、LINEを交換する。

f:id:kyodaidebate:20200416113145j:image
f:id:kyodaidebate:20200416113135j:image


**7月
***K-cup2019
概要:1回生限定のNA大会。名古屋で開催される。最後に1試合、ランダムで決まった他大の人とペアを組むコミュニケーションラウンドというのがある。


感想:若葉杯後、「次の大会では絶対賞状が欲しい!」そう思い、強そうな人にチーミングをお願いすると承諾して貰えたので、チャンスだと思い、ちゃんと練習する。大会当日は緊張したものの、とりあえず早く英語を喋るように心がける。表彰式で自分たちのチームが呼ばれて喜ぶ。京大のチームが優勝してすごいなぁと感じる。試合を通して関西のディベーターたちと知り合いになる。

f:id:kyodaidebate:20200416113215j:image


**8月
***Icho-cup2019
概要:東大で開催される1回生限定のNA2日間大会。参加人数はとても多く、1日目の予選4試合の合計得点で順位が決まり、予選を突破すれば2日目の決勝トーナメントへの出場権が与えられる(ブレイクという)。


感想:地獄の専門科目のテストが終わった週末の東京での大会に出ることに。初めての予選・本戦の2日間大会で、チーム数の多さに驚く。大会前日、先輩と2人で安さを求めて鈍行電車に飛び乗り9時間46分かけて東京へ。夜はみんなでAirbnb(民泊)に泊まって、費用を削減。
大会当日、ディベーターの人数に圧倒される。実際の試合では関東勢にしか当たらず、恐怖を感じる。夜は京大と阪大の参加者でご飯を食べながら、予選突破チームの発表をドキドキしながら見ていると、自分たちのチームが呼ばれ安心する。明日もディベートできるぞ!という嬉しさ。翌日の本線も頑張る。結果は悔しいものの、初めて関東の同期と試合し、テンションが上がる。

f:id:kyodaidebate:20200416114933j:image


**KFC(Kansai Freshmen Championship)
概要:神戸大学の先輩が企画してくれた、2人vs2人vs2人vs2人の形式であるBPの1回生大会。規模は小さめで、BPstyleでディベートするのはこれが初めて。


感想:初めてのBPスタイルで、クロージング(後半の2チーム)とか何をしたらいいのかわからず突撃。ペアの人も自分も久しぶりのディベートで、結果は勝ち点は足りたものの、スピーカーズスコアが足りず決勝には惜しくも届かず。悔しかったものの、京大のチームが優勝して喜ぶ。関西の同期のディベーターとはいつも大会で会うので、顔見知りという感じになる。

f:id:kyodaidebate:20200416113240j:image
この頃から、京大Tシャツを作り、公式Twitterを更新し、練習日程を組み...というようなディベーター兼マネージャーとなる。


**9月
***関西夏合宿
概要:関西1回生のディベーターが大集合する合宿イベント。上回生の方が秋から本格的に始まるBPスタイルについてレクチャーして下さり、最終日には大会もある。


感想:9月に入って、関西夏合宿!BPの勉強ができるし、関西の人ともっと仲良くなれると思い即参加決定。BP難しいと思いつつ、楽しくなり始める。ここで結構多くの関西のディベート仲間ができた気がする。合宿全体としてめっちゃ楽しかった。試合やレクチャー、その他の活動を通して、元から知り合いだった関西の仲間とさらに仲良くなり、また新しい知り合いも増えた。

f:id:kyodaidebate:20200416113301j:image

f:id:kyodaidebate:20200416113309j:image


***JPDU autumn tournament2019(秋T)
概要:関西で開催される学生限定のBP全国大会。学生なら院生まで参加可能。


Tips:Rookieブレイク制度
まだ経験年数の浅い1回生はOpenブレイク(全体のブレイク)の基準に満たなくても、Rookieブレイクの基準を満たせば、Rookie GF(1回生の決勝戦)への参加権を得ることが出来る。


感想:1回生限定じゃないから絶対大変だと思いつつ、先輩と初めて参加。関東の先輩や関西の先輩ともラウンドでしばしば激突。しかし、先輩のかっこいいスピーチを目の前で聞き、あんなふうになりたい!と思ってディベート欲が溢れ出てくる。

f:id:kyodaidebate:20200416115544j:image


**10月
***Umeko-cup2019
概要:関東で開催されるNA(2人vs2人)スタイルの最後の1回生大会。各大学から参加できるのは2チーム、合計4人まで。全員スーツで参加するフォーマルな大会で、かっこいい。


感想:絶対いい結果残すぞ!と思いつつ、練習したが、当日は上手くいかず。まぁ、こんな時もあるかと思い、もう1つの京大チームを応援しに行く。他の関西の同期も活躍してて、悔しい半面嬉しい。自分ももっと頑張らないとと再認識。京大のチームがいい所まで言って喜ぶ。阪大のチームのSemi-finalist(準決勝進出)のトロフィーがかっこいい。

f:id:kyodaidebate:20200416113448j:image


***BPNovice-west2019
概要:関西で開催され、1回生と2回生がペアを組んで出るBP大会。2回生と仲良くなるチャンス!参加者は関西ディベーター(九州含む)のみだが規模は大きい。


感想:自分のチームは1年生2人でちょっと不安。でも、なんとかなるだろうと思って練習するも、自分のスピーチに自信が無くなる。そのまま当日、先輩でもなんでもかかってこいという気持ちだけのスピーチを繰り返し、何とか予選突破。ペアのおかげ。関西の同期とも既に顔見知りなので、対戦にめちゃくちゃ勝ちたいと熱が入る。1年生同士のペアの決勝トーナメント進出が自分たちだけと聞き、喜ぶ。そして京大のチームが優勝して、さらに喜ぶ。

f:id:kyodaidebate:20200416113727j:image


**11月
***Momiji-cup2019
概要:関西で開催される1回生限定のBP2日間大会。関東からも多くのディベーターが参加し、規模は大きめ。


感想:この部分は前も書いたから省略。ちなみに関東勢が関西に来る大会で、たくさんの関東の友達ができると思う。
以下参照
https://kyodaidebate.hatenablog.com/entry/2019/12/12/181857

f:id:kyodaidebate:20200416114107j:image


**12月
***Ryoso-cup2019
概要:関西で開催される学生限定のBP2日間大会で、Rookie枠のブレイクあり。勝てば景品に神戸牛が貰えるウマウマな大会。


感想:この頃は、先輩でもなんでも倒す...という野心に駆られ、Open大会(回生制限の無い大会)に出場。秋T以来のOpen大会で緊張しつつも、勝ったら景品で肉が貰えるという明確なbenefitを求め、勝ちに貪欲になる。ラウンドの感想も前書いたから省略(上のリンク)。ちなみに優勝したのは京大の先輩。

f:id:kyodaidebate:20200416114158j:image


***Japan BP 2019
概要:関東で開催される、年齢制限のないBP大会。学生だけでなく、社会人でも出場可能。1日目予選4回戦、ブレイクすれば2日目本戦。Rookieブレイク枠あり。


感想:予定が空いてなく参加を断念。京大の人と阪大の人のチームがRookie枠で優勝してて喜ぶ。


その後は、年末に開催される先輩の国際大会や世界大会での活躍を聞いて、テンションが上がる。来年は自分も出るぞ!と目標を立てる。


**1月
テストがやばい。淩霜杯のために時間を使いすぎて、テスト勉強全然してない。1月は大会もないから、ひたすら勉強。


**2月
***KK-cup2020
概要:名古屋で開催される1回生限定のBP大会。1日目予選4回戦、2日目本戦。コミュニケーションラウンドあり(※上記K-cup2019参照)。
感想:学年大会でいい結果が欲しいと思い、最後の1回生大会に出場。凌霜杯で上手くいったから、まぁ大丈夫だろうと思っていたら、結構大変。関西の同期の多くの人は、前の大会で仲良くなった関東の同期とチームを組み出場していた。

f:id:kyodaidebate:20200416114236j:image


***TheKansai2020
概要:関西で開催される、年齢制限なしのAsian(3人vs3人)大会。1日目予選4回戦、ブレイクすれば2日目本戦。Rookieブレイク枠あり。
感想:その後、社会人も参加する大会に初めて他大の人と組んで出場するも死亡。京大の人がRookie枠で優勝して喜ぶ。Asianの練習をちゃんとしないとダメだと思った矢先にコロナ。暇なので、京大パーカーを作成。

f:id:kyodaidebate:20200416114313j:image


**3月・4月
予定していた大会がコロナで全て中止に。大会の運営って大変なんだろうなぁと感じつつ、新歓を頑張ろうと思い、この文章を書き始める。あれ、バドミントンサークルいつやめたっけ?分からないけど、気づいたらディベートに夢中になってた。自分と組んだ人のディベート辞める率高い。関西に友達がたくさんで来て、この前旅行にも行った。結構色々あった1年間だったが、楽しかった。

 


*まとめ
1回生はこんな感じのディベートライフを送ると思います!個人的には8月の銀杏杯でディベートが楽しくなってきたと思います。他にも、関西練習会という関西合同の練習会に行ったりもして、友達が出来ました。
あと、京大のディベセクの人は、みんなで祇園祭(京都の有名な祭り)やクワガタ取り、他大の同期と金沢旅行に行ったり、ゲーム会や食事会をしたり、練習外のプライベートでもいろんなことをしてました。
新入生の皆さんも、ディベートを通して成長し、ディベートを大学生活で頑張ることの1つにしましょう!


読んでくださってありがといございました!

祇園祭

f:id:kyodaidebate:20200416114623j:image

クワガタ取り

f:id:kyodaidebate:20200416114612j:image

金沢旅行

f:id:kyodaidebate:20200416114730j:image

淩霜杯の景品神戸牛で焼肉会

f:id:kyodaidebate:20200416114843j:image