【Kcup 2020を終えて】

今回はKcup2020において、10th Best Teamとなった、1回生の中北俊さんに寄稿文を書いて頂きました!ご覧下さい!





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こんにちは〜。京大理学部一回生の中北俊です!Kcup2020に参加させていただいたので、その話をします。

Kcupの話の前に簡単に自己紹介します。僕はディベート未経験、非帰国生、留学歴なしの、大学からディベートを始めた駆け出しです。


1、試合出場を決める前
2、試合前の練習
3、試合当日
4、さいごに


1 試合出場を決める前

試合は9月26日だったのですが、そのおよそ一ヶ月前の8月23日ぐらいに先輩から、「今、試合の参加希望者がが奇数人だから、試合に出てくれない?」と誘われたのが出場のきっかけです(この大会は2人1組で応募できる)。当時の僕は、試合経験は無く、普段の練習会で2ndもReply(ともにポジション名)もやったことない上に1stもまともにできず、まだ自分には早いかなと思い、断ろうと思っていました。また、ペア予定のSくんが高校からのディベート経験者だと知って、「彼、ガチ勢じゃんか、駆け出しの自分と組んでもらって大丈夫なんやろうか、きぇぇええええ」とビビっており、試合参加の応募には及び腰でした。しかしビビりつつも、初連絡をしてみるとSくんは「ええで、組もうや」と誘ってくれたので出場することを決めました。Sくんマジでありがとう🙏



2 試合前の練習(一ヶ月間)

ロール(ポジション)選びについて。3つのポジションの中で1stとReplyを兼任するか、2ndをやるかの2択だった(どっちもやったことないやんけ)のですが、ディベート全体をまとめるReplyは難しそうだという理由で2ndを選びました。

練習について。出場を決めた時点では、「聞く」「話す」がほとんどできない上に、スピーチでも何を話せば良いかわからない状態でした(ガチで焦っていた)。そこで先輩や自分より上手な一回生の人にいろいろ練習方法を聞き、質問しては解決し、を繰り返しました。また普段のラウンド練習などの練習会に加え、夏セミンゴ(先輩に紹介してもらったサイト)に書かれている各概論とケース例を読み込み、まとめノートを作って、その内容で毎日スピーチ練習をしました。

これは余談なんですけど、精神的なことを言えば、僕が「本番の試合でめっちゃボロ負けするのはいやだ〜」と嘆いていましたが、、、アントニオ猪木の「(試合に)出る前に負ける事考えるバカいるかよ」の動画をみて自分のメンタルを奮い立たせました。



3 試合当日

上にも書きましたが、3ラウンドとも、1st S氏、2nd 僕、 Reply S氏 のロールで挑みました。各Motionについての感想を簡単に書くとこんな感じです。


R1:THW ban all political lobbying.(僕たちはOpp)

試合の相手の一人がS氏の知り合いらしく、その相手が高校ディベートでの優勝経験ありの強強erだと知り、半分ビビりつつもテンションが上がる。自分たち守りたいMinoritiesをうまく守りきれず、2ndの僕がコンパリを全くできていなかった。負け。ついでに僕の反論について、「あいての言葉尻をとって反論したに過ぎないものが多かった」との指摘をジャッジの方からいただく。相手の2ndのスピーチを聞いてかっこいいなぁと思った。


R2:THW provide welfare in the form of basic goods and services rather than cash payments.(僕たちはOpp)

Basic goods and services は unchangeable で使い方が限定的である一方で、お金は使い道の幅が広く、人々のより様々なneedsを応えることができ、より多くのChoiceを実現できる、とOpp全体で強調して勝つ。RFDによれば、GovとOppで互角だったそう。


R3:THW mandate both parents to take equal length of maternity and paternity leaves.(僕たちはGov)

反論で not mutually exclusive を二回ほど使い、相手のArgumentとキャラを潰した。S氏が僕たちGovの tangible benefit と相手Oppの vague benefit を比較してくれて勝つ。

結果は2勝1敗で、10th best team prizeをいただきました。めっちゃ嬉しかったです。


4 さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の大会では相手の上手なスピーチやジャッジの方のRFDから足りない部分や改善点などと学ぶことが多くとても刺激的でした。これからはまた普段の練習や勉強を通して必要なところは修正し、知識と経験を積み、強くなりたいです。最後に、大会関係者の皆様、先輩方、Sくん、練習相手をしていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

↓本番直前までお世話になったまとめノートなど。
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↓試合の数日前に成人していたものの、試合が終わるまで禁酒していた。試合後の人生初のお酒。
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