Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第4弾 〜Wakaba Cup: 初大会奮闘記〜

秋のブログ祭り第4弾 〜Wakaba Cup: 初大会奮闘記〜は、若葉杯に参加した京都大学の藤本拓実(通称たくみん)さんに書いていただきました!関西主催の一年生大会、打ち上げの体験について書いてくれました!


若葉杯を終えて

 はじめまして、ディベート1年目、京大工学部3回の藤本拓実と申します。今回、若葉杯の感想を書かせて頂くことになりました。ブログの執筆は初めてなのですが、まずは自己紹介から。僕は大学に入るまで英語圏に行ったことはありません。日本が好きな人間です。でも英語は好きで、働くまでにはちゃんとしゃべれるようになりたいなーと思い、結構遅いですがディベートを始めました。要するに、帰国子女でした!的な背景はないし、めっちゃ海外に行きたいわけでもないけど、必要そうだし楽しいからディベートに足を突っ込んだ、つまらない人間です。
 さて、ここから時系列で若葉杯を振り返っていきます。思ったことをつらつら書いているだけなので、面白くないかもしれませんが、よければお付き合いください。

1.試合前練習
 まずこの場で言っておきたいことは、とにかく先輩方が優しかったことです。こちらがどのように練習すれば良いか、そもそもディベートのルールはどのようなものか、のような基礎知識を何も知らない状態だったため、先輩方はお忙しい中で練習機会を設定し、非常に有意義な情報をたくさん教えてくださいました。普段の週2の練習に加えて、試合1ヶ月ほど前からは空きコマ練まで用意してくださり、そのお陰で試合前には、少なくとも何を話せば良いかくらいはわかる状態になっていました。同志社のちさとさんとゆうかさん、京大のますべさん、とりちゃんさん、阪大の先輩方、そしてオンライン練習でジャッジなどを通してサポートしてくださった皆様に本当に感謝しています。
 今回の試合はNAスタイルというもので、京大1回のわかなさんと一緒に出場しました。僕と違ってとても整った英語をすらすらーっと話せる人なので、足を引っ張らないように頑張らないとな、という気持ちで本番に臨みました。また、初めての大会でかなり緊張しており、ボコられに行こう!という意識を共有して臨みました。

2.若葉杯本番
R1: THW give more votes to the poor. (Opp-Win)
 初めての大会のはじめの試合なので、めちゃくちゃ緊張していましたが、相手が話し始めて相手も緊張していることがわかると、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。内容はImpactが薄くてまだまだやなーと感じるものでしたが、試合が終わってから、相手のお二人と楽しくお話しできて、頑張って行こうぜ、みたいな雰囲気で終われたのが良かった。対戦ありがとうございました。

R2: THBT the feminist movement should support the self-commercialization of the female body outside of the sex-industry (Gov-Lose).
 Motionを読み込んで、「え?これはOppやろ」と2人の個人的意見が即一致した試合。一部では善戦出来た感もあった気がしますが、feminist movementが支持する必要性を全然出せず、そこを東大のお二方にボッコボコに殴られて終わりました。Argumentに必要な要素について再認識させられたこともあり、いろいろと学びの多い試合でした。戦ってくれた東大のお二方(中学と高校からディベートやってらっしゃったそうです)、ちょっと速すぎて何言ってるかあんま分からんかったけど、ありがとう。

R3: THS the widespread use of illegal methods to promote open access to knowledge. (Opp-Win)
 個人的に2番目にやらかした試合がこちら。はじめてThis house supportの形式が出てきて、議会を通るか通らないかを話してはいけないことを知らず、そこに1st argumentをしっかり費やしてしまったために、こちらのargumentが1個しかない状態でした。2ndとしてacademic improvementの話をきっちり立ててくれた相方にとにかく感謝です。

R4: THS the SCOTUS decision: an applicant’s race or ethnicity can no longer be considered as a factor in college or university admissions decisions. (Gov-Lose)
 今度は議会通るか通らないかを議論しないぞ、と強い決意を持って挑んだ最終ラウンド。一番やらかしたラウンドでもあります。Motion見てこれは行けるんじゃね?と思い、Principal とPracticalの便益をしっかり立て、なんか勝てた気になり、相手のお二人の言っていることがこれまた速すぎてよう分からんかったけど、行けてるかなーと思ったら負けてました。夜遅いのにRFDを頂き(詳しく説明頂きありがとうございます!)、よく読んで、それでもよく分からず質問をしたところ、なんとmotionの意味を取り違えていたことが判明。もうとにかく恥ずかしい。穴があったら入るだけじゃなくて掘りまくってマントル突き抜けて溶けて消えたい。

3.Closing ceremony
 試合後に打ち上げがあったので、打ち上げの場所に向かう途中で見ていました。この時点ではもしかすると3勝1敗にできたかもと思っていたので(もうまじで恥ずかしい)、何にも入賞していなくてかなり悔しかったです。ただ、一緒に参加した同志社の二人が入賞していたのはうれしかったし、やっぱすげえなあと思っていました。

4.まとめ
 感想しか書いてないですね、はい、端的にまとめます。まず初めての試合の感想としては「得られるものが非常に多い」というのが一番大きかったです。対戦の際のメモの作り方、POIヘの対処方法、そしてmotion分析の重要性!!等の技術的なものに限らず、自分の相方や一緒に参加した同志社の2人、対戦相手、あと試合後の打ち上げでお会いできた運営の先輩方との交友関係を築けたことも大きな成果かなと思います。ディベートをやっているけど試合にはあまりでないという方々、試合は緊張するし長いし頭使いまくってしんどいとは思いますが、上に挙げたような利点もあるので、ぜひ参加してみてはどうでしょうか。また、ディベートをやったことのない方々も、僕みたいなただの英語好きでもいけそうな世界なので、興味があれば是非のぞいてみてください。なお、参加する際はmotionちゃんと読みましょう。ずっと引きずってます。
 それでは、この辺で失礼します。相方のわかなさん、練習に付き合ったくれた皆様、今大会の運営に関わってくださった皆様、そしてここまで感想文を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

関西コミュニティー打ち上げ

 


ものすごく謙虚で性格の良いたくみんさん、すばらしいマインドセットでこれからも奮闘してほしいです、ありがとうございました!第5弾もお楽しみに!

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