Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第5弾〜Icho Cup :はじめての対面大会〜

秋のブログ祭り第5弾は、京都大学一年生のこいけわかな(通称わそう)さんに書いていただきました!銀杏杯2023年にディベーターとして参加した経験について語っていただきました。


初めまして、銀杏杯2023に参加した京大一年生チームのwakambaraです!

wakambaraは同じ学部で同じクラスの Michiru KambaraWakana Koike のチームなんですが、今回はわかなの方が銀杏杯のリポートを書かせていただきます。

まずESSを大学で始めたきっかけを軽く書きます!

 

私は今までディベート経験はなく、ただ3歳から8歳までオーストラリアに住んでいた経験から英語や英語圏の文化が好きで、そのため英語でスピーチをするという響きだけにまずは惹かれて、新歓期にみちるに連れられ京大ESSの練習を見に行きました。

 

そこで大先輩のますべさんをはじめとする先輩方のディベートを目の当たりにして、ESSの奥深さに胸を打たれました。

 

英語が上手いとか知識がすごいとかだけではなく、論理的思考がとにかくすごい。自分たちの論を抜け目なく迅速に組み立てた上で(この過程の思考力がとにかく真似できない。論理が論理であり過ぎてもはや論理の暴力)、相手の論に対し様々な手段を用いて攻めながら、すかさず自分たちの防御にも回る。それをRound中にこなしていくスピードの疾走感がもはやスポ根漫画の試合シーンさながらで、これが英語ディベートというものか…と、その時新たな扉が開く音がしました。

 

そうした強豪同士の白熱した魂の試合みたいなものに憧れて始めたはいいものの、その域に達するにはもっともっと修行が必要なのだと、やればやるほど思い知らされました。

 

私にとっては2回目のディベート大会である銀杏杯(1ヶ月前の若葉杯は別チームで参加)は、ディベートの難しさを突きつけられた大会でもありました。

結果は1勝3敗。

初めて関東勢と対面で会えた高揚感や初遠征のワクワク感もありつつ、一番には悔しさが残る大会経験となりました。

だけどいつかは自分たちもブレイクしたい!!!!表彰式で名前を呼ばれて飛び上がってペアと抱き合ってみたい!!という熱望を込めてリポートしたいと思います。

 

Round1 THBT parents from minority groups should actively teach their children the reality of oppression. 自分たちはGov side. Gov-lose 

Argumentが時間内に一個しか立てられず、それをなんとか最大限詰めたつもりがそこまで実際的ではないと主にJudgeの方に指摘され、voteはOppに入りました。

 

Round 2 THW require companies to hire a significant percentage of employees without university degree across all levels their organization. Opp-lose

このroundではプレパの時間の役割分担をみちると失敗し、それもあってお互いにインパクトとメカニズムの曖昧なスピーチをしてしまった気がします。このroundも、比較的インパクトを具体的に述べられていたGovの方にvoteが入りました。

 

Round 3 THR the romanticization of the ‘that girl’ aesthetic. Opp-Win

このroundはGovの方がmotionの意味を間違えて捉えていたこともあって有利に進めることができ、結果Oppの方にvoteが入りましたが、motionの前提や背景、描こうとしている世界の描写の明確性などが掴めていないことをJudgeの方に指摘され、round中の視野の狭さに気付かされました。

 

Round 4 THBT developing countries should prioritize environmental sustainability over economic development. Gov-Lose

このmotionを見た時、よしGovいけるぞ!!とみちると顔を合わせたのも束の間、私たちが軸にしたarugumentが、actorが世界全体の人というなんとも落とし込みづらいもので、Oppのactorが発展途上国で仕事がなく今この瞬間にも飢えている人という、より実際的な対象であったことなどから、Judgeの方からのフィードバックは聞けていないですが負けたなぁと感じました。あとから冷静に考えてみると、もっと身近な落とし込みやすいactorがいたり、一つ一つ丁寧に証明していけば落とし込めたのにな…と気づくことが多かったです。

 

全体を振り返って、明らかに自分たちの論が弱いこともあれば、なんでここをとってもらえないんだろう?!え、ディベートわかんない!とモヤモヤするところもありました。しかし総じて、今大会はいかに自分たちのargumentが完成されていないかを痛感させてくれたので、これからはもっとstep by stepで詰める練習をしていきたいと思いました。

随分個人的な反省文になってしまいましたが、ここまで読んでくださって有難うございました。

そして、ディベート全然上手くならん…と落ち込み気味な私に、いつでもポジティブ100%な言葉と自分たちの可能性を信じる曇なきまなこを返してくれるみちるありがとう!

これからも京大babies 頑張ります!


わかなさん、ありがとうございました!奮闘する姿、とてもカッコ良いです。

次回の投稿で秋のブログ祭り最後になります、お楽しみに!

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