【梅子杯2022を終えて】

こんばんは!ブログ担です。季節は秋から冬に徐々に移り変わりつつありますが、ディベートの季節もまたNAが終わってBPが始まることによる移り変わりの時期となりました。今回はそんなNA最後の大会、10月15日(土)、16日(日)にかけて津田塾大学小平キャンパスで開かれた梅子杯の様子を同志社大学1回生の大澤さんに書いてもらいました!


Introduction

こんにちは!同志社大学一年の大澤佑佳と申します。今回、2022年梅子杯に出場した感想を書かせていただくことになりました。まず、自己紹介から行きますね。生まれは日本なのですが、2歳の時にアメリカ、9歳の時ブラジルに引っ越したので約10年間海外生活を送っていました。12歳の時日本に帰ってきて以来ずっと日本に住んでいます。一番得意な言語はジャパングリッシュ (ジャパニーズ+イングリッシュ)なので、よく「日本語大丈夫そ?」と突っ込まれます。

それでは本題に入っていきましょう。

梅子杯は安定のちさと・くわやまと出場させていただきました。大好きなちさととは大学からディベートをきっかけに一気に距離が縮まり、銀杏杯以来組んでいなかったので梅子杯をめちゃめちゃ楽しみにしていました。ちさとは私と全く違ってかなりしっかりしているので、大会申請の書類やら練習の手配やらいろいろとやってくれました。唯一任された「ホテルを2日間取る」という仕事を見事にしくじり1日しか予約していなかった私は、この子と組めて本当に幸せ者だなとちさとへのありがたみを噛み締めながら大会当日を迎えました。梅子杯はうちらの大先輩(日本初の帰国子女!)・津田梅子さまが創立された津田塾大学で行われました。会場に入った瞬間からわたしとちさとはボッチ感が半端なく、関東勢が楽しそうに戯れるのを見つめていました。そんな時、HIT-Uのりょうせいさんが声をかけてくださり、大好きになりました。神!京大のとりちゃんさんことちさとさんにも挨拶でき(小動物みたいですごく可愛かったです!)、関西は案外疎外されていないんだなと嬉しく思いました。

さて、オープニング・セレモニーが始まるまでの間、私はあることにずっと疑問をを持っていました。それは、モニターに表示されている出場チーム数があまりにもすくなすぎることです。梅子杯は、「一年生最強決定戦」であると聞いていたので、銀杏杯以上に人がいるものだと思っていました。この時、私は知ってしまったのです。。。。梅子には各インステから2チームずつから出場できないので、ここにいる人たちの大半がつよつよインステの中の精鋭だということが。だからあんなにちさとはむりんごって言ってたんだ。。。。とんでもない事実を知ってしまった私は、一瞬「帰ろうかな。」と本気で考えましたが、わたしが19年間アホとしてのキャリアを積んで身につけた得意技・「まぁ、いっか!」を使って、5分後にはもう立ち直っていました。と言うのも、銀杏杯で個人順位が下から5番目くらいの人間が一回でも勝てると思っていなかったので、緊張も期待もあまりしていなかってのです。

では、出場させていただいたラウンドについて書きますね。

DAY1

R1: THBT That educators should actively teach children to focus on process over results.(GOV-Win)

LO、DLO、両方とも喋り始めた瞬間、さすが梅子だなと思いました。綺麗でわかりやすいスピーチをかましてきたのでかなり崩しにくかったのですが、ちさとがPMを頑張ってくれたおかげで無事GOV側にVOTEをいれていただけました。この時のジャッジはりょうせいさんがメイン?で、分かりやすすぎるフィードバックとすごく参考になるアドバイスをしてくださり、やはり神だなと再認識しました。ジャッジ審査中、2人と楽しくお話したり、インスタ交換したり、のど飴舐めたりできて嬉しかったです。やっぱり対面だと違うインステの人と仲良くなれて、圧倒的に楽しいなと思いました。

R2: THW grant right to die. (OPP-Win)

モーションが出てもアイディアは私の頭の中に出てこず「詰んだぁ!」と思ったのですが、ちさとの神ががった脳みそがめちゃくちゃいいアーギュメント(自傷行為が軽く見られるようになるよねなどなど)をいくつも出してくれたので、救われました。GOVからはテロリズムに巻き込まれる一般人への被害を縮小できるなど「確かに!」と思うポイントがたくさん挙げられて、対処が大変でした。

R3: THBT environmental activists should emphasize blaming large corporations forenvironmental degradation, as opposed to focusing on individual responsibility. (OPP-Win)

ちさとは、部屋に入った瞬間「死んだ。」と思ったそうです。向かいに座っていた賢そうな子たちは、銀杏や他の大会で入賞経験のあるスーパールーキーだったのです。びびるくらいうまかったです。しかもとてもいい人たち。神様にいろいろ与えられすぎじゃん?“Did we win?” とノートの切れ端に書いてちさとに確認しないといけないくらいジャッジさんの「本当に僅差ですが、OPPに入れた理由を説明していきたいと思います。」という言葉が信じられませんでした。でも、銀杏で当たっていたら確実に負けていた相手にほんの少しの差でも勝てたことが本当に誇らしかったです。

R4: THW nationalize pharmaceutical industry (GOV-Lose)

阪大や京大の上回生にも認知されるような2人が相手で、やばかったです(お気づきでしょうが語彙力は皆無でございます)。フツーに負けました。4回戦の結果は秘密だったので、おしゃべりできず終わってしまったのが残念でした。疲れ切った私とちさとはハピネスバーガーでテイクアウトをし、ホテルでブレイクアナウンスメントのズームを開きました。ブレイクはできないかなーと思いながらポテトを食べていると、早稲田・東大・東大・の次に同志社のだっさい三角形集合体が出てきて、私は「eh?」と連発し始めました。ちさとは爆笑し始めました。ディスコードの通知が爆発し始めました。ますべさんが関西勢に発表してくれたのです。阪大のみなみさん、瀬川さんからお祝いのメッセージが飛んできました。世界で一番美味しいポテトを食べているのだと錯覚するほど幸せな瞬間でした。阪大や京大、せいさん、りょうせいさんなど偉大なる先輩方の教訓とサポートがなければ絶対に得られなかった結果です。みなさま本当にありがとうございました。心から感謝しております。

DAY2

Quarter Finals: TH, as feminist moverment, Opposes gaining profit through dating (GOV-Lose)

クオーターファイナルで当たったペアはOPPかGOVを決めるじゃんけんの時点で話しかけてくれためちゃくちゃいい子たちでした。そして両方ものすごく上手でした。フェミモーションが大の苦手の私とちさとにとってかなりきつかったです。結果をみんなの前でさらされるという公開処刑では、見事GOV-WIN3連チャンからの唯一OPP-WINという落ちを繰り広げました。これ以上進めなかったのが悔しかったのですが、今後頑張れるきっかけとなるとてもいい試合でした。

最後に、爆睡していて見れなかったクロージング・セレモニーについて。セミファイナルを見た後、飛行機(父上マイルありがとう)の時間が迫っていたのでちさとを置いて羽田空港へ向かいました。クロージングセレモニー中空の上で失神していた私は、大阪について機内モードをオフにすると同時届いたちさとからの大量のメッセージに驚きました。「4位」“I’m so proud” 「8位」と並べられたラインに目がうるうるしました。ちさとがベストスピーカーランキングに食い込む可能性は十分にあると思っていたのですが、まさか自分が入賞なんてありえないだろうと思って早めの飛行機を予約した私は、その場にいればよかったなとひどく後悔しました。ですが同時に、ちさとと一緒に努力したことが評価されたことに感動して伊丹空港で泣きそうになっていました(現場にいたら確実に号泣していました)。

ハイレベルな相手とばかり当たってたくさんのことを学んだり、初めて自分達の名前がスライドにのったり、関東のインステの方々と交流したりなど、梅子杯では貴重な体験ができました。また、周りの環境への感謝がより一層深まりました。まだまだ下手くそな未熟者ですが、これからもパーラメンタリーディベートを頑張っていきたいなと思います!


Umeko Cup 2022 《Team Prize》 ⭐️🎖️Quarter Finalist🎖️⭐️ ▶️Doshisha YC(Osawa,Kuwayama) 《Speaker Prize》 🪴🌸4th Best Speaker🌸🪴 ▶️Yuka Osawa 🌿🌸8th Best Speaker🌸🌿 ▶️Chisato Kuwayama

🌸🐥DCA Chisato Hashima 🐥🌸


梅子杯お疲れさま&おめでとうございます!

京都大学ESSは2021年度よりエンゼルグループ(株)様とスポンサー契約を結び、ご支援を頂いております。 https://www.angelplayingcards.com/