今回はNEAO2019において、見事EFL Grand Finalist に輝いた諸野雅(もるもる)さんに寄稿文を書いて頂きました!ご覧下さい!
******
こんにちは。京都大学3年の諸野雅(もるもる)です。この度、後輩にブログの執筆を依頼されたので、(正直何を書いたら良いのか分からないのですが、)思うところつらつらと述べたいと思います。
今回、台湾で開催されたNorth East Asia Open(NEAO)に2年生のたかひろと行ってきました。正直初の海外大会で期待しつつ、まあまあ緊張しつつ、でも何故か関東の大会に行くくらいの心持ちで(?)臨みました。
ペアはどう思っているか良く分からないですが、個人的には大会に行く前から結構強い思いを持っていて、というのも、たかひろとは2年生の時のNovice、The関西、そして今年の春Tと何回も組んでいるものの、NoviceこそGFには行けましたが、他はバブル落ちで悔しさやら、先輩としての申し訳なさみたいなのも感じていて、なので絶対にブレイクしたいなと真剣に考えていました。なのに、お互い忙しかったりして、ほぼ一緒に練習出来ず、個人的には不安しかなかったです笑。そんなこんなで出発の日。もうなんか色々考えすぎて、一周回って何も考えてなかったです。
因みに、行きの飛行機にペアが寝坊して乗り遅れそうになりヒヤヒヤしました。結局ギリ耐えで乗れたので良かったですが。ペアが関空で自ら謝罪イッキパフォーマンスを披露していて若いなあと感じました(何の話)。そんなこんなで気付いたら緊張等どっかにいって、いつの間にか台湾でした。
〔Ⅰ〕大会前夜
大会前日ホテルに着いた後、関西勢でビール片手にホテル付近を散策して夕飯を食べました。メニューを見ても正味何か全然分かんなかったですが、むっちゃウマかったし楽しかったっす。(ここまでは)凄い楽しかったっす。
その後、ホテルに帰ってきて、部屋で関西勢と飲んでいたのですが、ペアが飲みまくって暴れてました()。ホテルの近くの部屋だった方、絡まれた方、諸々ごめんなさい笑。ぴろちゃんは部屋で○ロリンチョ(表現自粛)してしまいました。因みにカーペットのクリーニング代をホテルに請求されたのですが、ペアはクレジットカード上限額かつ台湾ドルをほぼ持っていなかったので、自分のクレカで支払いました。台湾で使った唯一のクレカです。まさかのクリーニング代でした。ブレイクしたことよりも想定外でした。
後はペアが台湾にルーズリーフ4枚とペン1本しか持ってきてないのも焦り案件でした。偶々大会からノートが支給されたので耐えましたが笑。
大会前日を一言で表すと「限界オブ限界」でした笑。
〔Ⅱ〕大会当日
【Day1】
○R1(OO/3位)
部屋に入ったらOGに阪大のほのか・ハがいました笑。普通に仲良ぴ関西メンバーがいて嬉しい反面、なんで海外大会に来て初戦からオープニングハーフで殴り合うねんとも思いました笑。結局負けたし。悔しい。
後は、後ろにICUのチームがいて自分らの話をめちゃくちゃ上手に立てきってて悔しかったなあ。そして凄かった。
○R2(OG/1位)
嫌いなOGを早々に引いた上に、何言うかよく分からんくて(相手の話ばっか思いついて)、詰んだわと思いながら苦し紛れにちゃんとモデル立ててそれっぽくアーギュメント立てたら運良く1位でした()。今大会のワンオブ幸運シーン。
ジャッジはIAの方でマジで説明上手くてあ、この人好きってなりました。恋には発展しなかったです(それはそう)。
○R3(CG/2位)
モーション読んだ瞬間にいやOO強すぎん?と思いまたもや絶望。取り敢えずプレパ15分考えるも、大したことも思いつかず、取り敢えずアクターモーションだしこいつらのinterestでも考えるか。なんで留学来てんの?とかやってたら15分立ってました。
偶々LOの話を聞いてる時に、良い感じのエクステンションを思いついて、すんごいざっくりたかひろに伝えたら、良い感じにMGしてくれてました。天才だね。有難う。
GWは、最初から強いと予想していた(事実マジで綺麗にケースを立ててた)OOにカウンターする感じでもがきました。向こうの話Value Judgementないでって頑張ってたら、チェアのSera Yunにむっちゃ頷いて貰えたし、取って貰えたし、褒められて最高に嬉しかった。NEAO来て良かった(単純)。けど出すの遅すぎたかつケースの完成度で1点差でOO抜けず。しかもCOへのエンゲージ薄くなってしまった。良くない癖が出てしまった。反省。まあけどSera Yunに褒めて貰って嬉しかった(n回目)。
1日目思ってたよりも調子よくて嬉しい反面明日への恐怖が募る(予感的中)。明日が怖すぎて珍しく飲酒を控える(偉い)。当然ペアにも禁止する笑。
【Day2】
○R4(OO/4位)
OGにましゅうくんとしやくんいて普通にめちゃくちゃ上手かった。COにはちゃんすさんかんたさんいて普通に負けました。もうちょっとどうにかなっただろって感じだけど。
○R5(CO/4位)
一番嫌いなCOを引いて絶望する。エクステンションは一応プレパで出たので安心したが、他の海外チーム英語ゴリ上手くて普通に焦るし、ちょっと何言ってるんか所々分からん。
結果いい話したつもりだったけど、OOに言われてたっぽい。悲しい。反論も良いこと言ったつもりだったがOOに所々タッチされていたらしい。悲しい。
そしてちょっとこれヤバいのでは?と焦り出す(けど上回生が焦っても仕方ないので一応冷静を装う)。
○R6(OG/2位)
なんでちょっと焦ってる時にOGやねんしか感想がなかった。LOがあんまり立論反論してこず、そんなにすることもないDPMがしんどかった(DPMムズい)。COはなんかいいこと言いそうだけど、POI聞いても深いロジックまでよく分からん。やってみると功利主義立てるのムズい。
結果COにちょっと良いこと言われて負けました。
○R7(CG/1位)
バブル芸人安定のバブル入りを果たす。CG個人的に好きなので嬉しいとか思いつつ、アーギュメントも関西練習会でやったこと言える気がするとか思いつつ、まあまあ自信があったものの、チェアはラウンド半分寝てたし不安でした。
ブレイクナイトに向かうバスの中ではどうかなあいけてるかなあと不安で一杯でした(大嘘)。ホントは早くビール飲んで美味しいもん食べたいなしか考えてなかったです()。実際7ラウンドぶりのビールウマかった。
気付いたらブレイクアナウンスメントが始まっていて、気付いたら「Kyoto 1」と画面に表示されていました。あんまりよく覚えてないのですが、取り敢えずペアと抱き合って喜んだのだけは覚えています。
【Day3】
○SF(CG)
もうここまで来たらGFまで行こ~とか話しつつ迎えたSF。CG好きだしやった~とか思いながらモーション見たらまさかのIR。全然知識無くて全部オープニングに取られる未来しか見えない。ホントに何も思いつかずラウンドスタート(もう焦りとかではなくシンプルに絶望)。
普通にオープニング上手くてやべ~ってなってたところで、偶々LOまで聞いたところでOOが一番強そうだったので、OOにカウンターする話ぶつけてみるかという気になり、ペアにサクッと方向性を伝えて見たらちゃんとスピーチしてくれて助かった。
「あ死んだな」という感しかなかったので、ブレイクアナウンスメント聞くまでもないなとか思っていたら、何故か(?)「Kyoto 1」と呼ばれて、多分本人たちが一番???でした。
○GF(OO)
モーション見て話の方向性は見えたものの、詰めてみるとムズくてあんまり勝ち筋も見えないなとか思いながらラウンドスタート。それよりも何よりも久々に大勢の前で話したので、緊張しすぎて全然思ってること言えなかった。
ラウンド後ちゃんすさんに反論良かったでって言って貰ったのは嬉しかったけど、COに抜かれたなという感が凄くて(予感的中)、やっぱしっかりオープニングで立てきるという当たり前体操が出来てないなと痛感しました(これは大会中に無限回思った)。
実際COがEFL Championでした。おめでとうございました!他にも日本勢でブレイクした皆様本当におめでとうございます!参加したすべての皆様お疲れ様でした!
海外大会に行くと日本勢と仲良くなれるので本当におすすめです。
〔Ⅲ〕最後に(主に後輩に向けて)
このブログを読んで下さっている方には色々な方がいると思います。ディベートが凄く好きな人、好きだけど辛いなと感じている人、スプラトゥーンが好きな人等々。
自分自身のこれまでを振り返ってみると、何度もディベートを辞めようかなと思ったポイントがあったように思います。ほぼ大学からディベートを始め、帰国でもないため全然英語も上手ではなく、リソースとかもほとんどなかったため、(言い訳とかではなく、)1,2年生の頃の学年大会等はほぼブレイク落ちしていたし、周りの同期には沢山上手な人がいて、何でディベートしてるんだろうとかもっと楽しい趣味あるくねとか(これは今でも思ってる)思ってました。因みにここでの学年大会のブレイク落ちが悔しすぎて、一個下や二個下に死ぬ気でエデュケしてました笑。実は。皆驚くほど成長して、素晴らしい成績も残していて、もう何も教えることもないなという感じです。
話は戻りますが、何故ディベートを続けていたか考えてみると、多分周りのコミュニティが好きで、かつ自分自身負けたまま去るのがどうしても嫌で今まで続けてきたように思います。これはいつも後輩が出来る度に言っているのですが、ディベートを続ける上では当然勝ち負けがつくし、上手くいかないことだらけだと思います。そんな時に、
a) 勝ち負け以外の楽しみを見つける
自分の場合は周りの環境でしたが各人色々あると思います
b) 負けたらその分伸び代があると思ってポジティブに捉える
事実これまで沢山負けたために何をすれば勝てるのか、ジャッジはどういう風
に評価をするのか等、大体の傾向がストックされたので、後輩のエデュケや自分自身のディベートないしジャッジに活かせているように思います。
があるかなと思います。実際、3年間コンスタントに続けてみると、勿論上手くいかないことも今でもあり過ぎますが、自分でも海外大会でGrand Finalに立てるくらいまでにはなれます。自分より賢くて、頭の回転の速い皆さんなら余裕っす。真面目に!まあそんな感じで、色々あるけれど、頑張って欲しいなあと言う話でした。因みに、偶に?よく?怖い人に思われがちですが、全然怖い人でも何でもないので、しんどくなったらご飯にでも行きませう。
では長くなったので今回はこんな感じで!読んで下さって有難う御座いました。これからも宜しくお願いします。