Gemini Cup 2023 〜初めてのアジアン大会〜

ご無沙汰しております、Kyoto Debate Team ブログ担当です!今回は、同志社一年生の黒崎ららたさんにGemini Cup 2023に初めて参加した感想を書いていただきました!


はじめまして、同志社大学1年の黒﨑楽々太(くろさきららた)です。僕は半年間だけ高校時代に即興型英語ディベートをやってはいたものの、僕のいたディベートチームは顧問の先生もほかのメンバーも全員が初心者でした。今思い返せばものすごく未熟だったのですが、ビギナーズラックというか、運よくPDAの全国大会でベストディベーター賞を取ることができました。人生の中での数少ない成功体験だったので、大学に入ってからもディベートをやろうと思ったわけです。そんなこともあってある程度のルールは覚えていたものの、ディベートについてちゃんと学んだのは大学に入ってからです!  

 

そんな僕ですがもともとは、同志社E.S.Sのディベセクに入ろうとしてたんです。けれど、同志社のE.S.Sは準備型がメインでした。そこで、パーラができるところを探していたところ、ひょんなことからゆうか先輩に出会い、今こうして、京大のディベセクで活動させていただいているというわけです。 


 

今回のGemini Cupは、ゆうか先輩、そして同級生のはなと僕の3人で出場しました。はなとは同志社E.S.S.の新歓で出会って、僕が一緒に即興型のディベートをやらないかと誘いました。断られるかと思っていたのですが、OKしてくれました。はなとは何度か組んだことがありましたが、ゆうか先輩と組むのは初めてで本当に多くのことを学ぶことができました。 

 

以下、ラウンドごとに振り返ってみます。 

 

一日目 

 

Round 1 THW ban people over the age of 70 from holding political office. (Gov. win) 

 僕らは肯定側でした。相手側からは主に平等のほうがいいよねという話と経験がある政治家って大事だよねという話がありました。自分たちからはベテラン政治家のもたらす悪影響を押して勝つことができました。 

 

Round2 TH, as you, would refuse to get marry and openly live as gay. (Gov. win) 

 自分が皇太子でかつゲイだったときにどう振る舞うべきかという論題でした。ゲイをカミングアウトしたときにおこる保守層やメディア、皇室からの否定的反応を押して、勝つことができました。 

 

Round3 Assuming the complete absence of human performers, THP a world where all porn is created by AI. (Gov. win) 

 いつも一緒に練習させていただいている、つくばチームとのラウンドでした。AV産業の安全性と必要性を説明し、性の多様性(LGBT用のポルノ)がAIは作れないのではないかという話をしたものの、現状のAV市場の危険性やAV世界と現実世界の分離が起こってしまうのではないかという話が相手から出て、負けてしまいました。 

 

Round4 THO music streaming services. (e.g., Spotify) (Opp. win) 

 アーティストに入る収入がわずかで、搾取される構造の問題点を押したものの、そのシステムによってマイナーアーティストが曲を聞かれる話や、利用者の利便性を押されて結局負けてしまいました。 

 

 

一日目の4ラウンドが終わり、正直、ブレイクしていてもしていなくてもおかしくないなと思っていました。ただ、時間を勘違いしていたか何かでブレイクアナウンスメントを見逃してしまったんですね。グループラインでちさと先輩からオープンブレイクした旨知りました。ありがとうございます。


 二日目 

 

朝ごはんを食べていて、少しスマホを見ないうちにレジが始まっていたようで、黒﨑寝坊説がチーム内で出てしまっていました。インスタのDMと通話、LINE通話、メッセージが来ていました。気づきませんでした。申し訳ありませんでした。そんなこんなはありましたが無事にレジを終えて二日目を迎えました。 

 

QF THBT international sports federations should boycott any financial relationship with countries that have extremely poor humanitarian records. (Opp. win) 

 WAD Aチームとのラウンドでした。正直、めっちゃ強かったです。ジェントリフィケーションの問題などを出して、社会的地位の弱い立場の人を守るにために、モーションを取るべきだという話をしたもの、少なくとも貧しい人たちが仕事を得られて、収入を得られて、メディアの注目を集められるよねという話があり、負けてしまいました。 

 

自分自身の実力不足実感するとともに、キャリーしてくれた天才ゆうか先輩に大感謝するGemini cupとなりました。いつかは、というか1年後には自分が後輩を引っ張っていける先輩になれたらいいなと思います。あと、今回はかないませんでしたが何かの大会で優勝できたら嬉しいですね。そんな日が来るように練習がんばります。

チーム同志社のチームプレート(堂々の2位受賞)

黒崎さん、ありがとうございました!今後の活動も応援しています。

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Kyoto Debate team 秋のブログ祭り第6弾 ✨特別寄稿✨ 〜才能がないのにディベートをやり続けている話〜

秋のブログ祭り、本日で最後となります!ラストを飾ってくれるのは、関西ディベートコミュニティーパーカーをデザインした天才:Hit-U3年生のこばやし・りょうせいさんです。

 


才能が無いのにディベートをやり続けている話

こんにちは、どさくさに紛れてまたここに文章を寄せている一橋大学三回の小林です。

こばやし・りょうせいさん(若い頃)

以下は現時点での自分の足跡を残しておくための文章でもあり、自分もこういうことしてみようかなって思ってもらうための文章でもあり、読んだ人になんやこいつって思ってもらうための文章でもあります。少しだけ下らない自分語りに付き合ってください。

 

「何か書かない??」とブログ担当の方に言われ、「うん、何か書こうかな」という意味わからんノリの末にたどり着いた結論が、自分が一番好きなBlog(ゆーたのやつ)を見習って、好き勝手書いてやろうというものである上に、深夜に書かれている文章なので、キモいですがご容赦ください。

kyodaidebate.hatenablog.com

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1.自分のディベートとの関わり方の変遷

Q. お前普段どこでディベートしてんの?

A. ヨーロッパサーキット。たまにアジア。

 

Q. なんで?

A. ジャッジしたいから。

 

Q. なんで??

A. なんでだろう、、Worldsでブレイクできる可能性を高めるためにCVを作るっていうのが建前で、ただただ好きでやってたらほぼ習慣になっちゃったっていうのが本音。

 

Q.なんで国内大会出ないの?

A.疲れるから。オーソリ無いからジャッジしてもそんな跳ねないし。

 

うん、意味わからんっすね。

一応今年に入ってから出た大会を一部羅列してみると、

 

Sofia Open(ブルガリア)、Structural Reasons vol2(ブルガリア??)、Odesa pre EUDC(ウクライナ)、Earlsfort Open(アイルランド)、Glasgow Summer Cup(イギリス)、Astana Open(カザフスタン)、UADC(アジア大会)、、、

 

かなりヨーロッパに根を下ろす形になってきています。コンスタントにジャッジブレイクできているし、顔見知りのジャッジも増えてきたし、見慣れたチームも増えてきたなという感じです。AstanaでOpen Finalまで行けたのはかなり嬉しかったですね。その他の大会でも、ブレイクすればESL Finalくらいまで行ける程度のStandingになることが多い感じです。ディベーターとして大会に出ることを全くと言っていいほどせずにこんなことばかりやっている人のことをCarrier Judgeと揶揄する人もいますが、自分は本当にCarrier Judgeまっしぐらになっています。

 

本当は自分も、「つよいディベーターになるぞ」「秋Tで優勝したい」「国際大会でOpen Breakしたい!」みたいな真っ当なモチベーションを持っていたんです。ディベーターで大会に出るのが大好きだった(今嫌いというわけではない)はずなんです。自分でもどうしてこんなことになっているのかあまり分からないので、ここに至るまでの自分のディベート人生の変遷を少し振り返ってみました。

 

(1年)

高校ではアカデを細々とやっていて、部活ではなくクラスの友達と大会に出てました。全国大会に行けるようなレベルではもちろん無いのでディベートのことは何も分かってません。そのまま大学でディベートをするとも思ってなかったので完全にノリでHit-Uに入りました。Hit-Uの同期はそもそも英語喋れる人が大半で、英語が喋れない身としては頑張ってたはずです。1年の頃は学年大会にたくさん出て、銀杏、梅子、紅葉ではOpen Breakしたものの、これもほとんどペアが帰国子女で英語が上手かったおかげで、自分のスピーチは大して評価されてなかったように思います。実際Speaksで勝てたことはほとんど(1回も??)ないままだったような気がします。下手だったし。

 

みんな仲が良くて、たくさん練習して、部活感があってとても楽しかった反面、かなり劣等感というか、自分はこの中では1番になれないなぁという漠然とした不安を抱えていたように思います。それに加えて他のインステの同期にはもっと強い奴らがゴロゴロいて、純粋な憧れと絶対超えてやるという殺意に満ちていました。

 

秋からは他のインステの練習に行く時間が増えて、違う環境で練習することで現実逃避してました。ディベーターで大会に出ることに少し疲れ、その反動でジャッジを始めることになったのもこの時期だったと思います。ジャッジ自体は1年生の夏からたまにインステの練習でしていたのですが、もちろん何も分からない状態だったので、他のインステのラウンドを毎日ジャッジしに行って、上級生や社会人からフィードバックを貰いながら地道に練習しました。

 

人生で初めてジャッジした2日制の大会はまさかのJapan BPで、もちろんブレイク落ち。そのときチェアしたR3のTopラウンドで死ぬほどイラジャしてめちゃめちゃ詰められたのは今となっては良い思い出です。なぜかそこで4位を付けたチーム(ゆーた&みなみ)からめっちゃ慰められて精神的には耐えてましたが、あれがなかったらかなりトラウマ物になって二度とジャッジすることはなかったはずです。その後にジャッジしたEvergreen Cup、The Kansaiではジャッジブレイクすることができて、だんだんジャッジが分かってきた感じがありました。

 

1年の終わり(3月とか?)、初めて海外の大会(マレーシアのAsian大会)でジャッジしました。誰かと夜中に通話してるときに、Facebook上で見つけたIA Applicationをやけくそになって送ったところ、報酬は出ないもののジャッジはしていいよという連絡を貰ったことで、出ることになってしまいました。結果はなんとブレイク、Standingこそ悪かったものの、このとき自分の中でジャッジをこれからも続ける理由ができてしまったのだと思います。

 

(2年)

2年からはひたすらアジアの大会でジャッジし続ける日々が続きました。お金が貰える訳でもないのに、毎週末いろんな大会に出てはもがき苦しんでいました。そもそもBPのジャッジが苦手すぎる、英語できないのにAccentがかなりきついスピーチが聞きとれない、英語が聞き取れてもムズイ単語とか表現を使われると意味が分からなくなって頭が死ぬ、、正直自分がきついと思っていた「国内の大会で負けること・同期よりも弱いこと」の数倍きつい現実がそこにはあって、過去の自分の悩みが矮小なものに感じられていきました。どうにかアジアの大会でジャッジブレイクを重ねつつ、ジャッジにのめり込んでいきました。

 

もう一つこの頃の(もちろん今でも)自分の中で重要なのは、関西のコミュニティが異常なまでに暖かく自分を迎えてくれたことです(なんで??)。自分はHit-Uでもどこでも、はみ出し者というか、人と関わるのが上手ではないので、そんな人間を受け入れてくれた場所にはかなり感謝しています。自分と同じく海外大会で日々奮闘している彼らの存在もまた、大きな精神的支柱となっていました。

 

自分の中での最も大きい転換点は、SIDO(Shanghai International Debate Open)とVienna pre WUDCでのジャッジブレイクです。どちらも120チーム以上が参加するかなり大規模な大会でした。ここらへんから明確に、「あ、こうやってやると上手くいくな」という感覚があり、その2つのCVのおかげで他の大会のIAもよく通るようになったと思います。自分が個人として評価される感覚はかなり新鮮で、このとき初めて今までの時間が報われたかなと思えました。

 

(3年)

3年になってからは明確にWorldsを見据えようという気分になり、ヨーロッパ大会で実績をできるだけ積もうという計画性ゼロの目標のもと動いています。やはりIAは通っても報酬は貰えなかったり、貰えてもほぼ無いに等しいようなお金で、新参のディベーター実績のないアジア人には厳しい環境です。そんな中でも東ヨーロッパの大会でブレイクを重ねるごとにイギリスやもっと西の方のサーキットにも入れてもらえてる感じがします。毎週同じようなメンバーでEuroやWorldsのprep大会があるので、顔見知りも増え、コミュニケーションも取れるようになってきました。これがどの程度の成功なのかは分かりませんが、随分と遠くに来たことだけは確かです。



そんなこんなで、ディベーターとしてのレースからはすっかり身を引いてしまったわけですが、多くのディベーターとして頑張っている人達に言わせてみればただの負け犬というか、第一線で勝負をすることを諦めた意気地無しであることに間違いは無いです。

インステ内でチームを組んで、練習して、大会に出るといった努力を今から再開する気になれないことも事実です。自分の無力さを感じたり、自分よりディベートもジャッジも両方上手い/実績がある人たちと自分を比較して落ち込んだりすることはしょっちゅうあります。

 

しかし、現実的には、ほとんどの人はディベートで何かすごいことを成し遂げることはできません。せいぜい、国内の大会でブレイクしたり、ジャッジしたり、後輩にレクチャーしたりして、それで飲みに行って「楽しい思い出」を作って自尊心を誤魔化しながら保つことしかできません。それらが悪いこと/下らないことなのではなく、人それぞれディベートとの関わり方があります。

 

ただ、自分はそのサイクルの中で風化したくない、まだヒリヒリする勝負の世界にとどまっていたい、という思いが強かっただけでした。何も成し遂げられないことを納得してしまうのはきっととても簡単でしたが、間違いなく今よりもずっと惨めな気持ちになることは目に見えていました。

 

今の自分は、未だに惨めではありますが、何もしないよりはずっとましだなと思います。

2.今ディベートが苦しい人へ

散々ネガティブなことを書いた気がする(デフォルトなので許して)ので最後に少しはポジティブなことを書きます。

 

おそらく、ディベートに行き詰って、悩んで辞めようとしている人はたくさんいると思います。そうでなくとも、何か他のことが忙しかったり、もっと楽しいことを見つけて離れていく人もたくさんいると思います。どんな理由であれ、少しでも心残りがディベートという競技にあるなら、自分の環境を変えてみてほしいなと思います。

 

明らかに、自分が1年生のころに考えていたような、いわゆる「成功のルート」は、自分にとっては全く現実的ではないものでした。自分に才能もずば抜けた知的能力も備わっていないことは分かっていたし、自分の憧れに手が届かないことは嫌でも分かっていました。それでいて、自分の目に映る周囲の才能にあふれているのに辞めていく人たちを見ると、「お前はすごい奴なんだからもっとディベート続けてもっとすごい奴になってくれよ!!」と無責任なことを思っていました。でも、それは全部「ディベーターとして成功する」ことに囚われた考え方でしかなくて、当然人間には向き不向きがあります。

 

少し泳ぐ川を変えてみるだけで、自分が音源で聞いていた憧れの人たちの隣の席に座れているような感覚になれて、自分の見たかった景色を違う場所から見ることができたりするものです。自分のように憧れに手が届かない多くの人はきっとただの凡人なのですが、それでもできることはたくさんあります。「多くの人は賞賛されずに退場していく」というのは正しいですが、自分の中の正解の定義をもっと増やして、改めてこの競技と向き合ってみてほしいです。きっと、どこかにしっくりくる何かがあって、そこにたどり着くための努力はとても楽しいはずです。

 

みんなディベート続けてね、私もあともう少し頑張るので。

 


今実績を残し評価されている人は、みんなものすごい努力をしている方ばかりだということがよくわかるブログでした。素晴らしすぎるラストを飾っていただきました、特別寄稿していただきほんまにありがとうございます。以上で秋のブログ祭り終了です!

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Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第5弾〜Icho Cup :はじめての対面大会〜

秋のブログ祭り第5弾は、京都大学一年生のこいけわかな(通称わそう)さんに書いていただきました!銀杏杯2023年にディベーターとして参加した経験について語っていただきました。


初めまして、銀杏杯2023に参加した京大一年生チームのwakambaraです!

wakambaraは同じ学部で同じクラスの Michiru KambaraWakana Koike のチームなんですが、今回はわかなの方が銀杏杯のリポートを書かせていただきます。

まずESSを大学で始めたきっかけを軽く書きます!

 

私は今までディベート経験はなく、ただ3歳から8歳までオーストラリアに住んでいた経験から英語や英語圏の文化が好きで、そのため英語でスピーチをするという響きだけにまずは惹かれて、新歓期にみちるに連れられ京大ESSの練習を見に行きました。

 

そこで大先輩のますべさんをはじめとする先輩方のディベートを目の当たりにして、ESSの奥深さに胸を打たれました。

 

英語が上手いとか知識がすごいとかだけではなく、論理的思考がとにかくすごい。自分たちの論を抜け目なく迅速に組み立てた上で(この過程の思考力がとにかく真似できない。論理が論理であり過ぎてもはや論理の暴力)、相手の論に対し様々な手段を用いて攻めながら、すかさず自分たちの防御にも回る。それをRound中にこなしていくスピードの疾走感がもはやスポ根漫画の試合シーンさながらで、これが英語ディベートというものか…と、その時新たな扉が開く音がしました。

 

そうした強豪同士の白熱した魂の試合みたいなものに憧れて始めたはいいものの、その域に達するにはもっともっと修行が必要なのだと、やればやるほど思い知らされました。

 

私にとっては2回目のディベート大会である銀杏杯(1ヶ月前の若葉杯は別チームで参加)は、ディベートの難しさを突きつけられた大会でもありました。

結果は1勝3敗。

初めて関東勢と対面で会えた高揚感や初遠征のワクワク感もありつつ、一番には悔しさが残る大会経験となりました。

だけどいつかは自分たちもブレイクしたい!!!!表彰式で名前を呼ばれて飛び上がってペアと抱き合ってみたい!!という熱望を込めてリポートしたいと思います。

 

Round1 THBT parents from minority groups should actively teach their children the reality of oppression. 自分たちはGov side. Gov-lose 

Argumentが時間内に一個しか立てられず、それをなんとか最大限詰めたつもりがそこまで実際的ではないと主にJudgeの方に指摘され、voteはOppに入りました。

 

Round 2 THW require companies to hire a significant percentage of employees without university degree across all levels their organization. Opp-lose

このroundではプレパの時間の役割分担をみちると失敗し、それもあってお互いにインパクトとメカニズムの曖昧なスピーチをしてしまった気がします。このroundも、比較的インパクトを具体的に述べられていたGovの方にvoteが入りました。

 

Round 3 THR the romanticization of the ‘that girl’ aesthetic. Opp-Win

このroundはGovの方がmotionの意味を間違えて捉えていたこともあって有利に進めることができ、結果Oppの方にvoteが入りましたが、motionの前提や背景、描こうとしている世界の描写の明確性などが掴めていないことをJudgeの方に指摘され、round中の視野の狭さに気付かされました。

 

Round 4 THBT developing countries should prioritize environmental sustainability over economic development. Gov-Lose

このmotionを見た時、よしGovいけるぞ!!とみちると顔を合わせたのも束の間、私たちが軸にしたarugumentが、actorが世界全体の人というなんとも落とし込みづらいもので、Oppのactorが発展途上国で仕事がなく今この瞬間にも飢えている人という、より実際的な対象であったことなどから、Judgeの方からのフィードバックは聞けていないですが負けたなぁと感じました。あとから冷静に考えてみると、もっと身近な落とし込みやすいactorがいたり、一つ一つ丁寧に証明していけば落とし込めたのにな…と気づくことが多かったです。

 

全体を振り返って、明らかに自分たちの論が弱いこともあれば、なんでここをとってもらえないんだろう?!え、ディベートわかんない!とモヤモヤするところもありました。しかし総じて、今大会はいかに自分たちのargumentが完成されていないかを痛感させてくれたので、これからはもっとstep by stepで詰める練習をしていきたいと思いました。

随分個人的な反省文になってしまいましたが、ここまで読んでくださって有難うございました。

そして、ディベート全然上手くならん…と落ち込み気味な私に、いつでもポジティブ100%な言葉と自分たちの可能性を信じる曇なきまなこを返してくれるみちるありがとう!

これからも京大babies 頑張ります!


わかなさん、ありがとうございました!奮闘する姿、とてもカッコ良いです。

次回の投稿で秋のブログ祭り最後になります、お楽しみに!

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Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第4弾 〜Wakaba Cup: 初大会奮闘記〜

秋のブログ祭り第4弾 〜Wakaba Cup: 初大会奮闘記〜は、若葉杯に参加した京都大学の藤本拓実(通称たくみん)さんに書いていただきました!関西主催の一年生大会、打ち上げの体験について書いてくれました!


若葉杯を終えて

 はじめまして、ディベート1年目、京大工学部3回の藤本拓実と申します。今回、若葉杯の感想を書かせて頂くことになりました。ブログの執筆は初めてなのですが、まずは自己紹介から。僕は大学に入るまで英語圏に行ったことはありません。日本が好きな人間です。でも英語は好きで、働くまでにはちゃんとしゃべれるようになりたいなーと思い、結構遅いですがディベートを始めました。要するに、帰国子女でした!的な背景はないし、めっちゃ海外に行きたいわけでもないけど、必要そうだし楽しいからディベートに足を突っ込んだ、つまらない人間です。
 さて、ここから時系列で若葉杯を振り返っていきます。思ったことをつらつら書いているだけなので、面白くないかもしれませんが、よければお付き合いください。

1.試合前練習
 まずこの場で言っておきたいことは、とにかく先輩方が優しかったことです。こちらがどのように練習すれば良いか、そもそもディベートのルールはどのようなものか、のような基礎知識を何も知らない状態だったため、先輩方はお忙しい中で練習機会を設定し、非常に有意義な情報をたくさん教えてくださいました。普段の週2の練習に加えて、試合1ヶ月ほど前からは空きコマ練まで用意してくださり、そのお陰で試合前には、少なくとも何を話せば良いかくらいはわかる状態になっていました。同志社のちさとさんとゆうかさん、京大のますべさん、とりちゃんさん、阪大の先輩方、そしてオンライン練習でジャッジなどを通してサポートしてくださった皆様に本当に感謝しています。
 今回の試合はNAスタイルというもので、京大1回のわかなさんと一緒に出場しました。僕と違ってとても整った英語をすらすらーっと話せる人なので、足を引っ張らないように頑張らないとな、という気持ちで本番に臨みました。また、初めての大会でかなり緊張しており、ボコられに行こう!という意識を共有して臨みました。

2.若葉杯本番
R1: THW give more votes to the poor. (Opp-Win)
 初めての大会のはじめの試合なので、めちゃくちゃ緊張していましたが、相手が話し始めて相手も緊張していることがわかると、ちょっとだけ気持ちが楽になりました。内容はImpactが薄くてまだまだやなーと感じるものでしたが、試合が終わってから、相手のお二人と楽しくお話しできて、頑張って行こうぜ、みたいな雰囲気で終われたのが良かった。対戦ありがとうございました。

R2: THBT the feminist movement should support the self-commercialization of the female body outside of the sex-industry (Gov-Lose).
 Motionを読み込んで、「え?これはOppやろ」と2人の個人的意見が即一致した試合。一部では善戦出来た感もあった気がしますが、feminist movementが支持する必要性を全然出せず、そこを東大のお二方にボッコボコに殴られて終わりました。Argumentに必要な要素について再認識させられたこともあり、いろいろと学びの多い試合でした。戦ってくれた東大のお二方(中学と高校からディベートやってらっしゃったそうです)、ちょっと速すぎて何言ってるかあんま分からんかったけど、ありがとう。

R3: THS the widespread use of illegal methods to promote open access to knowledge. (Opp-Win)
 個人的に2番目にやらかした試合がこちら。はじめてThis house supportの形式が出てきて、議会を通るか通らないかを話してはいけないことを知らず、そこに1st argumentをしっかり費やしてしまったために、こちらのargumentが1個しかない状態でした。2ndとしてacademic improvementの話をきっちり立ててくれた相方にとにかく感謝です。

R4: THS the SCOTUS decision: an applicant’s race or ethnicity can no longer be considered as a factor in college or university admissions decisions. (Gov-Lose)
 今度は議会通るか通らないかを議論しないぞ、と強い決意を持って挑んだ最終ラウンド。一番やらかしたラウンドでもあります。Motion見てこれは行けるんじゃね?と思い、Principal とPracticalの便益をしっかり立て、なんか勝てた気になり、相手のお二人の言っていることがこれまた速すぎてよう分からんかったけど、行けてるかなーと思ったら負けてました。夜遅いのにRFDを頂き(詳しく説明頂きありがとうございます!)、よく読んで、それでもよく分からず質問をしたところ、なんとmotionの意味を取り違えていたことが判明。もうとにかく恥ずかしい。穴があったら入るだけじゃなくて掘りまくってマントル突き抜けて溶けて消えたい。

3.Closing ceremony
 試合後に打ち上げがあったので、打ち上げの場所に向かう途中で見ていました。この時点ではもしかすると3勝1敗にできたかもと思っていたので(もうまじで恥ずかしい)、何にも入賞していなくてかなり悔しかったです。ただ、一緒に参加した同志社の二人が入賞していたのはうれしかったし、やっぱすげえなあと思っていました。

4.まとめ
 感想しか書いてないですね、はい、端的にまとめます。まず初めての試合の感想としては「得られるものが非常に多い」というのが一番大きかったです。対戦の際のメモの作り方、POIヘの対処方法、そしてmotion分析の重要性!!等の技術的なものに限らず、自分の相方や一緒に参加した同志社の2人、対戦相手、あと試合後の打ち上げでお会いできた運営の先輩方との交友関係を築けたことも大きな成果かなと思います。ディベートをやっているけど試合にはあまりでないという方々、試合は緊張するし長いし頭使いまくってしんどいとは思いますが、上に挙げたような利点もあるので、ぜひ参加してみてはどうでしょうか。また、ディベートをやったことのない方々も、僕みたいなただの英語好きでもいけそうな世界なので、興味があれば是非のぞいてみてください。なお、参加する際はmotionちゃんと読みましょう。ずっと引きずってます。
 それでは、この辺で失礼します。相方のわかなさん、練習に付き合ったくれた皆様、今大会の運営に関わってくださった皆様、そしてここまで感想文を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

関西コミュニティー打ち上げ

 


ものすごく謙虚で性格の良いたくみんさん、すばらしいマインドセットでこれからも奮闘してほしいです、ありがとうございました!第5弾もお楽しみに!

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Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第3弾 〜Nagoya Debate Open:ひなのが世界一可愛い編〜

秋のブログ祭り#3は、同志社大学2年生の桑山千怜さんにNagoya Debate Openについて

書いていただきました。後輩の可愛さについて語ってくれました。


こんにちは!!同志社2回の桑山千怜です。今回は6月に行われたNDOについていろいろ思ったこととかを振り返ります。

今回は安定のおおさわゆうかと、大天才つくば一回生のひなのと組みました。

同期がたくさん集まるということもあり、みんなに会って軽ーく楽しめたらいいな!なんて思ってました。でも、R2後にひなのが「ブレイクできたら先輩方ともっとディベートができるからブレイクしたいなあ」と言ってくれたのをきっかけに、これはお遊び気分ではいけないと焦り、そこから死ぬ気で頑張りました、決心が遅いですね。

 

そんなNDOの一番の感想は「ひなのかわいい」。これに尽きます。

一個しか違わないのになんであんなに可愛いんでしょうか、ごはん全部奢ってあげたくなっちゃいます。

しかもしかも本当に天才なんです。成蹊ジョイントをアイアンで優勝した伝説はみなさんご存じだと思うのですが、今回も放置してたら勝手にWhipをこなしてくれました。そんな一回生おらんやろ、、、。

 

インラウンドはKDS一回生ズと当たったR1以外、とにかく身内と当たった印象しかないです。R2はロッピーゆうなゆうきの激強ルーキー(笑)チームと、R3はりゅーのすけチームと、R4はゆーいちろくんチームと当たりました。ブレイクがかかっていたことやこっちサイドに有利なモーションだったこともあり、R4は3人とも上手いこといったように思います。ジャッジの方に「私普段そんな褒めないよ〜」と言いながらもたくさん褒めていただいて、とても嬉しかったです。あとは、R3でUADC中のみなみとりょうせいが見に来てくれたのも嬉しかったな。

 

なんだかんだで楽しく初日が終わり、4位ブレイクが発表されて喜んだのも束の間、Quarter-finalsの相手がますべさんなことが判明して絶望しました。案の定負けました。モーションはTHBT parents and teachers should actively encourage children to invest in their physical appearance and attractiveness。私たちGovからはメイク楽しいやん、はよやった方が上手くなるやんみたいな話を出したのですが、全部Washになり、LOから出てたなんかのデルタ(覚えてないない)で負けちゃいました。悔しい。あっさり終わっちゃった。

ラウンド中Diorしかメイクのブランドを言わなかったますべさんの
プチプラコスメの存在をアピール

私とゆうかはますべさんと組んだ春Tがはじめてのオープンブレイクだったのですが、大キャリーしていただいた結果だったので、正直申し訳ない気持ちの方が大きかったです。でもNDOは3人で力を合わせてブレイクできた感覚があったので素直に嬉しかったです(運が良かったのもありますが、、、)。

 

ちょっとずつではありますが、一回生のころからは成長できてるのかなと思うと同時に、オープンプライズ、ジャッジプライズをもらって活躍している同期をみて自分も頑張らないとなと自分を顧みるいい機会になりました。

ひなのかわいい

次は「ますべ討伐」でまたいつか3人で組みたいな、、!

 

おわり!


後輩と組むと癒されますよね!ジョイントが許される大会、いろんな人と組めて面白いです!

明日の投稿もお見逃しなく!

【Nagoya Debate Open 2023】

《Team Prize》
✨🌸Open quarterfinalist🌸✨
▶️ちいかわ討伐(Kuwayama, Osawa, joint)

 


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Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第2弾 〜Tokyo IV かとーゆーきは天才〜

Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第二弾、東大主催のオンライン海外大会・TokyoIVに参加した同志社2年の大澤ゆうかさんの感想を2日続けてどうぞ!

 


 

加藤ゆうきって22’勢のどんって感じやないですか。めっちゃ「人気者!」って感じやから絶対もうパートナー決まってるだろうなーって思いながらダメもとで「出る人決まってなかったら組んでもらうことってできますか。。。。。。」って聞いたらまさかのオッケーでびっくりしました。ゆうきは元々ちさとの友達で、それ経由で上部フレンズ関係だったのですが、東京IVで組んでからB-wordって呼び合え、鴨川で人間を捨てられるようなリアルフレンズになれて嬉しかったです。ディベートの大会って本当に不思議な現象が起こる場所で、一回一緒に大会に出ると一気に仲良くなれるような気がします。トラウマボンディングの一種やと思います。 

 

東京IVに向けて、WADのリー・ヒュンミン様に神すぎるコーチングをしていただきました。ヒュンミン様は、ざかんで初めて当たったとき、めっちゃ声と背がでかくて圧倒されたのですが、後にしゃべってみると普通にすごい優しくて、私のよくわからない話(ドンキとコストコの素晴らしさについてひたすら語っていました)を笑って聞いてくれるマザーテレサでした。直属の後輩でもないのに、コーチしていただいて本当にありがたかったです。ひたすらモーションを出され、プレパをして、ダメ出しされて、アーギュメントの出し方を学びました。同じアーギュメントでも、パッケージングの仕方で威力を増加させる方法を叩き込まれました。死ぬほど勉強になりました。また、このコーチングの時間でゆうきの凄さを改めて理解したような気がしました。ゆうきはとにかく話のレパートリーが広く、そしてそれを組み立てるのが腹立たしいほどうまいです。音源・レクチャーナードの脅威の現れだと思います。最初は私がデピュティー・ウィップをやる予定だったのですが、ゆうきがマター・ダンプして、私がそれをぶっ放す方が効率がいいやん!となり路線変更をしました。

ヒュンミン様を崇拝する信仰者たち

チーム名:Hyunmindore’s army が使用していたズームの写真
(イラジャしないでねという意志を込めてガンを飛ばしています)

〜当日(ずっと前だからあんまり覚えていないLOL)〜

Round 1: This house would only allow university admission on the basis of standardized testing (e.g. SAT, gaokao) as opposed to non-quantitative methods (e.g. essays, interviews) CO, 2nd 

いきなり韓国オーソリと当たってびっくり、だけど練習したことのあるモーションで助かりました。海外大会のいいところは、やっぱり海外オーソリのスピーチを生で聞きながら、えっぐうううってラインで会話できるところだと思います。ラインとグーグルドックス上での会話はカオス。

 

Round 2: This house regrets the rise of "cut-off culture" OO, 3rd 

This was a round. We debated. POI was ignored. RFD was (technically) given.

クロージングガバメントのメガネがかわいかったです。

 

Round 3: This house supports the use of economic warfare (eg. tariffs, targeted sanctions, etc.) against belligerent states in order to force compliance with the rules of the global economic order (eg. opening up the economy, protecting intellectual property, not engaging in currency manipulation, etc.) OG, 4th 

 

めっちゃいかついモーションが出て焦りました。しかもプルアップされてるやん。余裕で4位わっしょい。一位のチームにイーコンのコツをゆうきが聞いたらめっちゃ有益な情報を教えてもらえてました。嫌いを避けない方がいいんだなと思って、大学でイーコンのセミナーを取ることにしました。

 

Round 4: This house prefers a world with a dominant norm of spiritual fluidity CG, 1st 

ゆうきがチャットGPTとして私を活用し始めたラウンド。

Round 5: This house regrets the glorification of authenticity of lived experiences in the creation of art 1st, CG

 意味がわからないくらい準備の早いゆうきを必要以上に早く起こしてしまうことからはじまった二日目。同じチームと当たりすぎて、顔見知りになりました。ゆうきに何回も”what's the counterfactual"って言われてcouterfactualの大切さが刷り込まれました。アートモーションは大体プリブリッジの話ができるから割と好きです。

 

This is a really terrible blog lol, I don’t remember anything.

 


〜全てを終えて〜

東京IVのハイライトは

1. 加藤ゆうきとリー・ヒュンミン様のスレイの影響を受けたこと。

2. みなみとゆうたさんがスレイするのを生で見れたこと。

3. すごいクオリティーの高いスレイな大会に安く参加できたこと

(交通費+宿泊代ゼロ?Unheard of for a Kansai debater). 

読んでくれてありがとうございます!秋Tきてね! Byeeeeeeeeeee.


東京IV、楽しかったみたいですね!ジョイントチームは新鮮で面白いです。

明日の更新もお楽しみに!

京都大学ESSは2021年度よりエンゼルグループ(株)様とスポンサー契約を結び、
ご支援を頂いております。

https://www.angelplayingcards.com/

 

Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り第一弾 〜Keio Debate Open: 関東でBig Slay編〜


ご無沙汰しております、ブログ担です!始まりました、Kyoto Debate Team 秋のブログ祭り!トップバッターは同志社2年生の大澤ゆうかさんに書いてもらえました!彼女のchaoticなエネルギーがドバドバなブログとなっております。

 


同志社大学の大澤ゆうかです。Keio Debate Open 2023 に参加させていただいたので、感想とか書いていこうかなって思います!

さて、私がKDOに参加したのは、東京に住んでいる友達と遊びたかったので、東京に行く理由が必要だったからです(モラルというものは私の中に存在しません)。大好きな友達が思った以上早く大阪から東京に戻ってしまうとしり、まだ遊び足りていない私はKDOを出汁に使って父に飛行機のマイルを譲ってもらおうと考えたのです(ものすごく非道徳的であります)。なので、ちょうどUTDSのしんえつとKDSのまいがメンバーを探しているのを見かけ、秒で組んでもらいました。受け入れてもらった当時は「ラッキー」と思っていたくらいなのですが、東京に行く日が近づくにつれ、焦りと不安の気持ちが込み上がってきました。アジバシに参加せず、同期たちよりアジアンデビューが遅れてしまい、KDOが初めてのアジアン大会だった私は、チームの足を引っ張ってしまうかもしれない。。。。。アホにとっては珍しい心情でした。ですが、伊丹空港八つ橋を買うことでこの感情はかなり軽減されます。ゴミスピーチをしても、八つ橋を配れば「ゴミスピーチの子」より「八つ橋の子」として記憶に残ると勝手に思い込んでいるからです。チームメイトには土下座と八つ橋のダブルコンボで#全力謝罪すれば大抵のことは大丈夫だろうと、なめらかな脳(smooth brain) エナジーで東京へと向かいました。

 

大会当日はこんなんでした。

 

1日目:

レジ落ちしそうになりましたが、ダッシュしたら間に合いました。かっこいい

オープニングセレモニーが始まる前、来週のザ・関西で一緒のチームのゆーとkと目があい、「あ、これ多分喋った方がいいやつだ。」と思うものの、コミュ障すぎて9時間くらい同じ部屋にいたのに喋りに行けませんでした。ごめんね、お父さん(=ゆーとkあだ名についてはざかんのブログを読んでね!)。

 

1ラウンド目:THP a World Without the System of Marriage OPP-win

Vetoのシステムでしくってんですが、無事に同じモーションでディベートができました。いつもオンラインでお世話になっている方々が対戦相手で、初めて対面でお会いできたのでとても嬉しかったです。

 

2ラウンド目:THR the Rise of Pop-pscyhology Gov-lose 

コミのA氏にラウンド2アロケ発表直前「どんまい。」と言われました。はい、化け物と当たるのは確定。アロケが発表されます:パンダ様チームです(LOL)。3人ともうますぎて感動しました ( 私はとくにLOの方がSLAYすぎてPOIする意識が吹っ飛びました)。めっちゃオーソリに八つ橋食べてもらえて嬉しかったです。

 

3ラウンド目:THP Lottercracy to Representative Democracy Gov-lose

対オーソリ社会人の3ラウンド目は、lotttercracy がどんな感じのシステムなのかの分析が甘かったなと思いました。社会人の方々って全員共通でめっちゃいい反論してきますよね、あれなんなん?どうやったらできるようになるん?

 

4ラウンド目:As Black People, THO arts depicting the suffering of Black people Created by White People Opp-win

フィードバックでいただいたアドバイスをもとに、クラッシュベースのスピーチをしようとしたのですが、全くうまくいきませんでした。チームメイトたちがコンストを綺麗に立ててくれていたので、なんとかなりました。

 

オープン大会ってオーソリとたくさん当たるからマジで怖いのですが、強い人のスピーチが生で見れるからものすごい元をとれる感覚を得られるので、怖くても参加する価値はありまくりだと思います。初めての会場内ブレイク発表を体験しました。みんなの反応がみれて面白かったです。机叩くのと拍手するのが大好きな私にとって、最高な空間でした。K-pop stans money melts like snow (チーム名)が出てきた時めっちゃびっくりしました。チームメイトに感謝です。ますべさんが「おめでとう!」って言ってくれて、りょうせい(さん)がダブルハイタッチしてくれて、みなみ(さん)がハグしてくれて、関西コミュニティ大好き!って改めて思いました。

 

2日目:

スーツケースの上に座って無理やりチャックを締め、がらがらと青学まで向かいました。しんえつが「二度寝しちまった!」ってラインしてきて、ほんまに草でした。でも、レジ落ちすることなく、セミファイナルに突入しました。

 

セミファイ:THW legalize vigilantism in high crime area GOV-Lose

ここで初めて、フィリピンオーソリのP氏に当たりました。P氏はまじでコンストも反論も上手すぎて、Deputy やるために生まれてきたんやろなと思うほどの神です。しかも反論する時めっちゃ煽ってくるんですよ(最高)。まじかっこいいですよね。私も相手を煽れるほどうまくなりたいです。負けてしまったのですが、試合のあとP氏に話しかけに行ったら、めっちゃ優しくて好きになりました。

 

今回の大会で目玉となったのは、やはりオープングランドファイナルでした。韓国オーソリが来日しており、彼らの素晴らしいスピーチを録音させていただきました。ベスティちさとがいないぼっちの私にKDSのりゅうのすけ・ぎょとくが構ってくれていて(ありがとうぎょとく!)、グラファイも一緒にみていたのですが、韓国オーソリがスピーチを終えるたびに二人で「SLAYYYYYY。」と言い合わないと気がすまないほど上手でした。世界すごい。

 

さて、クロージングセレモニー前に帰宅するとチームメイトに失礼だと学んだ私は今回ちゃんと最後まで残ることを計算した上で新幹線をとっていました。優秀!オープン大会のいいところは、先輩方のご活躍が見れることです。関西コミュニティの方々の名前がスライドに乗ると、思わず叫び出してしまいます(とてもうるさいです、周りの人たちごめんなさい)。そんな先輩方のおかげで私も今回、名前がスライドになるという光栄すぎる体験ができました、本当にありがとうございます。対面大会に出ると、ディベートってやっぱり楽しいな、って思えるのでこれからも対面大会参加できるようキャピタリズムへのオプトインを試みています。

嬉しそう、よかったね!

【Keio Debate Open 2023】

《Team Prize》
✨🌸Rookie Semifinalist🌸✨
▶️K-pop stan's money melts like snow (Osawa, joint)

《Speaker Prize》
💐🥉3rd Best Rookie Speaker Speaker🥉💐
▶️Yuka Osawa


マスクをつけてディベートをしていた時代、懐かしいですね。秋のブログリレー、毎日更新されるのでお見逃しなく!

 

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