【THE KANSAI 2023を終えて 1】

こんにちは、ブログ担(NEW!)です。桜が満開を迎えて、ポカポカする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。今回は、3月17日~18日に大阪公立大で開かれたTHE KANSAI 2023について、TDの4回生ますべさんに記事を書いていただきました。


The Kansai 運営後記

The Kansai 2023でTD, FD, ジャッジ、シャドーをしていた京都大学文学部4回の増部と申します。関西の主催の大会を対面に戻す中で、物販やStreaming、バナースタンド作成といった新しい企画をできたので私自身とても楽しかったですし、SNSの投稿や事後アンケートを見ても、今までの運営経験の中でも突出して肯定的な意見が多かったのでほっとしています。

運営話を備忘録的に書き残しておきます。

1.The Kansaiってどんな大会

The Kansaiは関西最大のAsianの大会で、恐竜が多く棲息することが知られています。コンセプトは至ってシンプル、誰でも参加可能。今年度は見学の中学生~年配の社会人まで幅広い年代層に参加いただきました。参加者目線の空気感については公式でストリーミングをしたので見て頂ければ嬉しい他、TGIさんが寒いタイトルのブログを上げているので良ければお読みください。

 

youtube.com

 

benron.hateblo.jp

 

2.予算について

予算スプシ(匿名化済)

The Kansai 2023 公開用予算.xlsx - Google スプレッドシート


今回は
①関西外から来るコミ/ACのためのAirbnbが旅行需要に押され高騰したこと
②関西コミバッグが失伝し、物品購入費が嵩むことが予想されたこと
③Streamingの費用

の3点から社会人に多くの負担をお願いしました。本当にありがとうございました。しかしながら、参加費が高い割りに理由の透明性が低い、キャンセルポリシーの期日がアプリケでの参加費公開の当日となっておりコンセンサスの面で余りにも参加者に不利という声があったので、事前の参加費予測を公開する、キャンセルまでに十分な期日的余裕を持たせる等の対応を取るべきでした。

②③については、私が親から個人的にカメラと三脚を借りたり、下宿のコンセントを引っこ抜いてマルチタップを持って行ったり、Streamingの坂野くんが持ち出しで機材を準備してくれたりで、結果的にかなり安く済みました。


-ジャッジ

予算で想定外だったのは、提供の少なさでした。過去のオンライン大会と関東で先行していた対面大会の実績を踏まえつつ提供ジャッジ数の予測を組んでいたのですが、蓋を開けてみると5人しか集まらず、IAも4人しか集まらなかったので、コミ2名がジャッジすることになりました。関西のコミュニティの縮小(私の責任でもありますが)に伴うジャッジ数の減少を踏まえると、来年度のザカンは十分なジャッジプールを確保するために海外IA/ACを呼ぶ等の対応が必要なのかなとも感じました。


3.新規取り組みについて

 

A. 物販をやった
物販を大会予算に含めると赤字になるので、TDが個人的に負担しました。ネット印刷会社のラクスルを利用し、大体¥37,000ほどグッズを作成し、(ちゃんと計算しながら売ってたわけではないので正確な数値は不明ですが) 回収率は50%程度でした。私自身の財布の会計としては、TDの謝礼で赤字分をカバーしきれず大体5,500円ほど足が出た計算になります。内訳としては、クリアファイル2種(¥14,000*2), ステッカー(¥9,000)で、ステッカーの売り上げが滅茶苦茶悪かったです。今後物販/大会記念品の作成を検討される方は、クリアファイルを1種類のみにする、大会予算内で支出する、使用用途が限定されるクソデカステッカーは作らない、きちんと物販用のお金を入れるケースを用意して幾ら売れたかを記録するなどの方策を取った方が良いでしょう。

 

B. バナースタンドを作ってみた
海外大会でしか見たことない写真撮影用のアレを作りたい!とTDの私が勝手に作りました。思い付きで作ったので無茶な仕事の振り方をしてSunSunさんにご迷惑をお掛けした上、入稿の遅れにより本来1万3千円ほどで済むところが2万円ほどかかりました。ごめんなさい。作るならば意思決定とデザイン作成は早めに行った方がいいです 。ただ、記念撮影スポットとして思ったより活用されていたので、作って良かったなと思いました。

 

C. Streamingをやった
EUDC 2023 GFとporn音源を聞いて高音質高画質Streamingをやりたいと思っていたところ、UTDS1年の坂野くんがコミをやりたいと声を掛けてくれて実行に移すことにしました。技術的なことは坂野くんに筆を譲りますが、思った以上のクオリティの動画ができて、頼んだ側ですがかなり驚きました。

コミュニティにStreaming文化が根付くかどうかは現状不透明ですが、対面大会のStreamingを行う場合のコストとしてStreamingの正規コミとしての人件費+交通費+機材のレンタル代に加えて、機材破損に備えて予備費を確保することが必要です。今大会では55,000円をStreamingとして予算計上していました。(コミフィー8,000円、交通費15,000円、レンタル+機材購入費約30,000円) 

OBのTGIさんに、継続的にStreamingを行う合意が取れたならば、一度機材を購入してしまい、複数大会かけて参加費に転嫁し減価償却を行う方式が最も安上がりとの提言をいただいたので、次回以降大会運営でStreamingをやりたい人がいる場合参考にしてください。

Streamingをして音源を残すことはJT音源や参加者個人のスピーチやOAの振り返りに役立ち、ひいてはいい音源が残れば日本サーキットのプレゼンスを上げることにも繋がりますので、無いとは思いますがもし自分が運営に関わることがあれば継続して実施していこうと思います。

写真スポットのバナー

4. 普通の大会運営パート

死ぬほど需要無さそうですが一応

 

A. 会場確保について

阪大と神大に断られ、京大も無理そうだったので、一足早く対面開催に戻っていたアカデの伝手を頼って同志社or大阪公立大にお声掛けさせていただきました。最終的に1月半ばに時間の融通がかなり効く公立大で開催することに決定し、対面大会に参加すること自体が初の三木くんが予約業務の一切を担ってくれ、十分な数の教室と機材を借りられることになりました。感謝。

 

B. 当日運営を丸投げした

ジャッジが足りなかったのでR1~R3は単チェをして、シャドーが帰ってしまったのでR4はシャドーをやりました。自分で大会運営をしつつ試合に出るのはStructural Reasons 1でLumen&Nicoがやっていて憧れがあったのですが、必要に迫られて行う羽目になるとは思ってもいませんでした。R4はKDSのRookieチームに当たって、whipからlikelyhood, モラハイ, 相手のprincipleに乗ったeven if の3 metricくらいで比較して、わりと気持ちよくobviousに勝ってしまったのですが、対戦後に「俺らdeserved to rookie breakだよな......」と 言われて申し訳ない気持ちになりました。すみませんでした。

自分が楽しく大会をエンジョイしている裏で、当日運営については高草運営太陽神と歴戦の当コミの皆さんに全て回して頂き、特に大幅な遅延を起こすことなく大会を終えてもらうことができました。ありがとうございました。運営をやっている中に入ることができなかったので、自分が技術継承をあまりできなかったことが心残りですが、運営の段取りを後輩の前で実演できたので最低限ヨシ!

 

5. 運営はもういいかなという話

 

今年の冬にずーっと運営とジャッジをやっていたため、「ますべ=コミとジャッジの人」というNarrativeが強くなってきた頃合いかとは思いますが、流石に疲れたこと、ディベートがしたくてディベートコミュニティにいるのであって積極的に運営したいわけでもないこと、私事ですが留年したため来年度卒業しないといろいろとヤバいことなどを鑑みて、来年度は質問には答えますが、頼まれても大会運営しませんのでよろしくお願いします。たまーーに息抜き程度にディベーターとして大会に出るかもなので、見かけたら「ますべさんってディベーターしてたんだ!」など思って頂ければ。

 

阪大のまさおさん

シャドー、運営、ジャッジを一日でこなすますべさん


【The Kansai 2023】

《Team Prize》
✨🌸Open Quarterfinalist🌸✨
▶️エンゼルプレイングカード (Tagai, joint)
🌹🏆Rookie Champion🏆🌹
▶️太陽の塔(Osawa, Kuwayama, joint)

《Speaker Prize》
💐🥈2nd Best Speaker🥈💐
▶️Nobumasa Tagai

✨🧁Rookie 4th Best Speaker🧁✨
▶️Yuka Osawa
▶️Chisato Kuwayama
🍒🎖Rookie Grand Final Best Speaker🎖🍒
▶️Yuka Osawa

《Org Comm》
TD▶️Kosei Masube🐠
DCA▶️Chisato Hashima🐥
Tab▶️Yuina Doura🕊


お疲れ様でした!!ますべさんはいつみても走り回ってて、止まってる!と思ったらお弁当を立ち食いしていたので、大会の運営、特に対面で新しい試みが多い大会は大変なんだなと感じました。これからはディベーターとして、思いっきりディベートを楽しんでほしいですね!

京都大学ESSは2021年度よりエンゼルグループ(株)様とスポンサー契約を結び、ご支援を頂いております。 https://www.angelplayingcards.com/