【新歓ブログ2024⑨】頑張ればなんとかなるんかなって思ってる話[終]

こんにちは、ブログ担です!好評をいただいている新歓ブログリレーもついに最終回となりました。アンカーを務めていただくのはわかりやすいスピーチで定評のある、広島大学2年生の岡田響稀さんです!

 


*本当に申し訳ありません、新歓ブログということを失念しておりました。新歓で見に来てくださった方はあまり関係がないかもしれません🙇🙇新歓関連の情報・ディベートに関する情報は他の方がすでに書いてくださっているので、そちらをご参照ください!

 

ディベート用語が多数入っているので、語尾に語録をつけておきます。分からないことがあれば参照してください!

 


 

こんにちは。広島大学2年の岡田響稀です。

 

ディベートが特に上手いわけでもない自分しかできひん話ってなんやろって考えたときに、小規模geographically isolatedインステの話ならできると思ったので、(ほぼ岡田の回顧録になってしまったのですが)広大ディベートサークルの成り立ちについて語ります。

中小インステについて、こっち側からのストーリーをあまり見ない気がするので、ただの一例ではありますが、参考になれば(?)と思います。

 

(先に謝ります。ストラクチャーなんて知らないです。読みにくいです。あと自己主張の塊なので読みたくない人は読まないでください。)

 

新歓ブログということを失念していたひびき



広大ディべサー誕生小話

 

ざっと高校について振り返ると、

高校1年のときはアカデ、2年のときはアカデを追放されてパーラメインで活動していました。

 

パーラをしていたとはいえ、にわかPDA勢なだけだったのですが;; PDAが日本で1番でかい大会やと思ってたし連盟杯とかよー知らんかったし出てへんし。Counterfactualとかそんな概念あるわけなかったし、、ってかんじでディベート=とりあえず3分間+英語を話すものと思っていました笑

 

そんなにわかだったのですが、どこかディベートに楽しさを感じていたのと、英語力を落としたくなくて大学でも続けようと思い立ちました。




が、大問題!!!

大学にディベートサークルないやん!!!ESSの新歓行ったらディベートって何??って言われた汗汗汗



このころは、competitive debaterになる未来なんて微塵も見えてなかったのですが、特別やりたいこともなかったし、英語話せたらいっかー程度の気持ちで続けることにしました。

 

とりあえず上智大学に進んでディベートをしていた友達にお願いして、そこの練習にオンライン参加させていただきました。そしたら3回目ぐらいの練習会で早稲田大学の方と知り合い、その方が関西ディベートの存在を教えてくださったのです✨✨まじで偉大すぎる。感謝しかないです。




~以下、京大ディベートがインカレだとお聞きしてインスタでDMしたものをそのまま引用~

 

自分:こんばんは。今年から広島大学に通う、岡田と申します。

京都大学ディベートサークルさんでは、他大学からも受け付けていると他のディベーターの方からお聞きしたのですが、本当でしょうか。

高校生のころ英語ディベートを少しだけしていて、興味を持ったので大学でも続けようと思ったのですが、広島大学にはディベートサークルはありませんでした...

もしよろしければ、練習会だけでも参加させていただけないでしょうか。

返信お待ちしております。



ご連絡ありがとうございます!!もちろんです、ぜひ参加してください。わたしのラインを送るので、追加していただければ関西練習会のグループに追加させていただきます!

 

提案なので無視していただいてもよろしいのですが、今日の夜もし空いていれば、筑波大学のオンライン練習会が開かれるので、もしよければぜひ一緒にディベートしましょう!



自分:最近ディベートをしていないのですが、大丈夫そうでしょうか?それでもよければ、ぜひ参加したいです!



全く問題ないです!ありがとうございます!夜9時半スタートなのでかなり遅くなってしまうと思うのですが、大丈夫ですか?



自分:大丈夫です!



では筑波大学の練習グループにも追加しておきますね!チームはわたしと一緒でも大丈夫ですか?



自分:はい!よろしくお願いします!




ゆうかさんだと思われる中の人が、快く(?)ぼっちな私を引き受けてくださり、面識もないのに練習会まで誘ってくださったのです!!!しかもそれに対して何も知らずに行きますと返事した自分を全力で褒めたい!!無知って最強なんですよ。




他の新入生もいない4月頭、あの夜はスーパーインパクトフルでした。

・うん、論題理解できひん。

・準備時間15分しかないなんて聞いてなくね?NAは20分って聞いたよな?待て待て、BPって何??

・Oh, キキトレナイヨ、ディベートってこんなに早かったっけ😭

・なんでみんなこんなに話せるんや、聞き取れへんけどとりあえずみんなかっこいい✨✨✨



あの場にいた全員が輝いて見えました。ディベートしてたらこんな風になれるんかな?って憧れたのがこのときでした。しかも自分が何も理解できなかったその試合を哲司先輩(高校のころから尊敬する先輩)がジャッジしてる!!!すご!!もう参加するしかなかったですよね。

私はPMで3分だけスピーチして颯爽と帰って行ったらしい(覚えてない笑)のですが、これが私の大学ディベート生活の幕開けでした。




そこから、ないなら作ればいい精神でノリと気力だけで英語ディベートサークルを立ち上げました。大学によるかもしれませんが、サークルの立ち上げ自体は極めて簡単で、人集めして顧問探して書類書いて提出するだけでした。友達には英語ディベートなんてやりたくないとか罵られつつ、なんとか声をかけまくって成立。結局、積極的に活動しているメンバーは自分入れて2人しかいないし、大学内で練習はしてないしできないけれど、多分なんとかなってます(今のところは)




メッセージ

 

やばい、駄文すぎる。ごめんなさい。

言いたかったこととしては、たとえ自分の大学にディベートサークルがなかったり、2人しかいなかったり、先輩おらんかったり、地理的に孤立していたとしても、動いてみたらなんとかなるということです。頼んでみたら意外とオッケーしてくださったり、練習会に入れてくださったりします。

なんなら、なんのつながりもないからこそ、いろんな方からのサポートを得やすい気すらします。(ディベーターは立場が弱い人に対して優しい、これからも優しくしてください🥺)



もちろん、大規模インステに所属している方は縦・横のつながりを大切にしていただけるといいと思います!わいわいできるほうが絶対楽しいし。



でも、中小インステの人もまだ希望はあります!関東で大会が開かれることが多いため、大会毎に諭吉さん飛ばしてるのは痛いですが、練習はオンラインでもできるし!生存者バイアス入ってるかもしれへんけど、頑張ってたら絶対なんとかなります!大丈夫!!(っていつも言い聞かせてます!少年漫画の読みすぎかな笑 精神論じゃ何も変わらんって言われるし、物理的なサポートあるに越したことないけど、精神論でもないとやってられん、、、!)



たまに、「あなたは運がよくて幸せ者ですね」と言われることがあるのですが、自分は「運がいい」「恵まれている」だけなのでしょうか?確かに、素晴らしいコミュニティー・人たちに囲まれてて、(いいか悪いかは置いといて)後先考えずに動ける行動力があって、割と楽観的なマインドセットで生きてるのは幸せだと思います。しかし、烏滸がましいですが、「運がよかった」だけでは測れないものがあると信じています。頑張ろうとしてたからこそ応えてくれたんかなって。(分からんけど。)「中小インステ出身やから負けた」なんて理由にしたくないし、言われたくもない。全員が全員こう思っているわけではないかもですが、自分は中小インステに未来しかないと思ってるので、明るく照らせるように頑張りましょう!

 

 


語録

・インステ:ディベートのサークル名、institution。大規模=人が多いところ、中小=あまり人がいないところ 。

・アカデ:準備型ディベート、academic debate

・パーラ:即興型ディベート、parliamentary debate

PDA一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会

・連盟杯:一般社団法人日本高校生パーラメンタリーディベート連盟が主催する大会。国内の即興型英語ディベート高校生大会で一番権威のある大会とされている。

・Counterfactual:論題を取らない世界

・NA、BP:ディベートのスタイルの一種

・PM:一番最初に話す人

・生存者バイアス:成功した事例を見て判断を行い、失敗した事例を見ないこと。

 


京大・同志社ではない大学に所属している方も、ディベートに興味があればお気軽に連絡くださいね!お待ちしています!

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【新歓ブログ2024⑧】建築学科生が綴るディベートの魅力とは?

こんにちは!長く続いたブログリレーもついに終わりが見えてきました。次回が最終回になります。第八回は、(どさくさに紛れて)関東ディベーター、早稲田大学2年の渡邊香南(通称わたかな)さんに書いてもらいました!

 


 

こんにちは!早稲田大学2年の渡邊香南です。


生まれも育ちも関東の人間ですが何度か関西にご縁があり、その流れで依頼を頂いたので京大ESSの新歓ブログリレーに寄稿させていただくことになりました。このブログを読んだ方がより大学ディベートに興味を持っていただけたらと願い、筆を執らせて頂きます。


軽く自己紹介をさせていただきます。
私は大学からディベートを始めた&海外経験が無く、大学英語ディベート界で1番英語とディベートとは縁の無い状態からディベートを始めました。また、弊大学の中では比較的忙しい建築学科に所属していてディベートと学科の両立等も考慮しなければならないタイプの人間でした。


そういう背景があるので、今回のブログでは「英語ディベート初心者でも英語ディベートを楽しめるのか?」と「理系や忙しい学部/学科でも大丈夫?」ということについて書かせていただきます!
(他にも新歓ブログを書いている方が英語ディベート自体の魅力や京大ESSについて書いてくださっているので、ご覧になっていない方はぜひご覧ください!)

 

(顔出しNGの)わたかなの影




1.英語ディベート初心者でも英語ディベートを楽しめる/上手くなれるのか?


結論から言うと上手くなれるし楽しめます!
ディベートに慣れていない最初の頃は、試合等で負けてしまうことが多いですが、このことに関しては他のスポーツ等と変わらないと思います。大事なのは、ディベートは続ければ絶対に上手くなる!ということです。前述の通り、私は海外経験も無いディベート初心者だったので、最初は上手くスピーチが出来ませんでした、、、。(七分間喋る時間が与えられるのですが、私は最初2分でギブアップしてました)しかし、スピーチを重ねるごとに慣れていったり先輩や同期のスピーチを聞いたりしていたらいつの間にかちゃんとスピーチ出来るようになりました!また、最初の頃の大会ではあまり良い成績を残せていなかったのですが、秋になると次第に良い成績を残せるようになりました!
初心者でも続けていれば絶対に上手くなる最高の競技、それがディベートです!


また、英語ディベート界隈にはディベート自体以外にも楽しみがたくさんあります^-^特に他大学との交流が盛んなところがディベート界隈の好きなところです!
ディベートの大会に出ると、一緒にディベートの試合をした他大学の人と仲良くなったりできます。また、大会で他大学の子と一緒に組むこともあります!私はこの1年で国際基督教大学広島大学同志社大学の人と組むことができました。大学生は他大学の人と仲良くなる機会が少ない人が多いですが、ディベートをすれば不思議と知り合いが増えます!特に、関西コミュニティは結束が強く、色んな方が仲がいいイメージです。関西コミュニティほど、様々な方と交流するのに適した場所は他にありません!
もちろん、自分の大学の先輩や同期とはめっちゃ仲良くなれます!普段の練習でたくさんおしゃべりしたり、、、?!大会に一緒に出たり、、、?!色々な楽しみがあります!


2.理系や忙しい学部/学科でも大丈夫?

 

大丈夫です!忙しい学部/学科の方でディベートに打ち込んでいる方をよく見かけます!文系の中で忙しい法学部や理系の中でも特に忙しい医学部の方を練習や大会でよくお会いします!私は春学期20コマ、秋学期19コマの授業に加えて終わらせるのに1日必要な重めの課題が週一回あるという感じで忙しい方だったのですが、練習は週2,3で参加したり大会にも多く参加していました!


また、英語系のサークルには理系の人が少ないのではないかと不安を抱える方もいらっしゃるかもしれません。しかし心配ご無用です。意外と理系の人はいます!私の同じ学科の人も英語ディベートしていますし、人の話を聞く限り体感として20~30%ほどの割合で理系の方がいる気がします。

 


以上が今回私の立場からディベートに興味を持っている方に伝えたかったことです!拙い文章ですが、私の文章で少しでもディベートやってみようかな、、、?!と思ってくださった方がいれば幸いです。興味がある方はぜひ新歓に行ってみてください!

 

いつか大会等で会える日を楽しみにしています!

 


わたかな、ありがとう!ちなみに新歓ブログリレー第一回に寄稿してくれた、たくみんも理系ディベーターなんですよ!理系学部の方も是非ぜひ、ディベートしましょう!

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【新歓ブログ2024⑦】京大ディベセクとなかまたち

こんにちは!新歓ブログリレー第七回は同志社大学3年生の桑山さんが京大ディベセクメンバーとそのなかまたちを紹介してくれました!

 


こんにちは!同志社3回の桑山です!他の人がディベートの楽しさだったり、コミュニティの良さについて結構書いてくれているので、私はゆるめに京大ディベセクとその周りの人達について紹介しようと思います!

文章を書くのはあまり得意でないのですが、頑張ります~!

 

三回生のふたり




京大ディベセクの人たち

2回生

Rarata Kurosaki(ららた)

ジャッジもディベーターも頑張ってる高校からの経験者。(高校は準備型だったらしい?)堂々としたスピーチがすごくかっこいいです!

とある大会の決勝で、独身の中年女性として生きるか、その飼い猫として生きるかを議論する際、猫は食べるものを選べないよねという意図で放った”Vegan Cat” Argumentは伝説的です。(ちなみにちゃんと優勝してた)

常に真顔でちょっと無口なので、初対面だととっつきにくい感じがするかもしれません。でも時間が経つとたまに発するコメントがクリティカルだったり、案外人に興味があったりと面白い一面を見ることができます!

 

Michiru Kambara(みちる)

大学から始めた非帰国子女。新歓時にスピーチが思うようにできず、落ち込んでいたため、この子はもうこのサークルには来ないだろうなと思っていたのですが、めげずに練習に来てくれたのがすごく印象に残っています。今では大会でブレイク(予選突破)できるようになったり、国際大会をジャッジして、海外の有名なディベーターに褒めてもらったりしていて、嬉しい限りです。

みちるが最近作った伝説は、”老害” argumentです。永遠に生きることができたら、新しいことにチャレンジできて楽しいよね!という立論に対し「長く生きたら自分の経験に執着するから老害になってよくない、it is “ROUGAI EFFECT!”」と反論し、相手の立論のみならずその場にいた上回生を焼き殺していました。(ちなみにちゃんと優勝してた)

 

Takumi Fujimoto(たくみん)

3回生から始めた非帰国子女。英語力の向上と知識を身に着けるためにディベートを始めたらしい。

彼のいいところは健康的にディベートに取り組んでいるところです。勝つことも大事だけど、負けたとしても自分はここに学びに来ているからそこまで悲観的にならなくてもいいというスタンスはすごくヘルシーだし、大人だなと思います。最初のうちは負け続けたりすることもあるので、辞めていく人がとても多いのですが、たくみんみたいに自分の成長を客観的に見ることができたら安定して取り組める気がします。最近は院試のためお休み中ですが、戻って来るらしいのですごく楽しみです!

 

3回生

Yuka Osawa(ゆうか)

大学から始めた帰国子女。無限にアイディアが出てくる。英語がすごくきれい。ブログが面白いからおすすめ。ディベートは7分間話し倒しても誰も怒らないから好きらしい。

 

 

kyodaidebate.hatenablog.com

 

 

 

 

Chisato Kuwayama(わたし)

同じく大学から始めた帰国子女。

 

卒業生

卒業生!?ってなるかもですが、社会人でも続けている先輩方がいるのも京大の特徴です。

 

Chisato Hashima(とりちゃん)

可愛い。スピーチの出力が高すぎる。朝練とかも一緒にやってくれるみんな大好きな先輩。

 

Kosei Masube(ますべ)

オタク。わからない論題の解説からお酒の怖さまでいろいろ教えてくれる人生の師匠。

 

京大ディベセクのみんな

 

京大ディベセクと仲良くしてくれてる人たち

京大ディベセクは人数が多いとは言えません。でも、だからこそ他の大学との交流が盛んなんです、、!一緒にオンラインで練習したり、東京に遠征する際は一緒にエアビを取ったりするので、いろいろな大学の友達がたくさんできます。たくさん仲良くしていただいている方がいるのですが、地方の大学や個人を中心に、ちょっとだけ勝手に紹介します。

 

Osaka(大阪大学)

距離的には一番近い大学。大会に頻繁に出るアクティブな現役メンバーは2、3人しかいないのに全員アジアで活躍するレベルで強いし、信じられないぐらいキャラが濃い。

 

HUDS(広島大学)

去年新しくできたサークル。2回生2人しかいないのにめっちゃ強い。Wakaba Cup(7月あたりにオンラインで行われる一回生大会)を一緒に運営する予定なので、そこで会えるかも。

 

Tsukuba(筑波大学

よく京大ESSの人達と組んでくれる。地方の大学だけど、アクティブなメンバーが多い。京大ブログによく寄稿してくれる。

 

Ryosei Kobayashi(りょうせい)

一橋大学の4回生。東京に住んでいるのになぜか関西認定。ブログやポッドキャストがおもしろいからおすすめ。

 

kyodaidebate.hatenablog.com

 

www.youtube.com



京大ディベセクとなかまたち(関西ディベートコミュニティ)

 

最後に

長々と書いてしまったのですが、ディベート界って面白い人たちがたくさんいて、みんな自分の好きなようにディベートしてることが伝わったら嬉しいです。私自身、続けていても上手くなっている自信がなく、辛いな、辞めたいなと思うことがたくさんあるのですが、それでも続けているのはコミュニティが好きだからです。みなさんの大学生活の居場所の候補の1つとして京大ESSを是非覗いてみてください!

 

(右から)ちさとさん、ひなの(筑波)、ゆうかさん

去年のブログリレーで筑波大学Yuki Katoさんが京大ディベセク現3回生の2人を紹介してくださっているので、そちらもぜひご確認ください!

 

kyodaidebate.hatenablog.com

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【新歓ブログ2024⑥】ディベートって楽しい?

新歓ブログリレーも後半に入りました。第六回は、同志社大学三年の大澤ゆうかさんに書いていただきました!

 


自己紹介

大澤です。同志社3回生です。日本語を喋ると数分で何かがおかしいのだとバレます。動画とかで自分の声を聞く限り、喋るときに発音がなんかおかしいのと、圧倒的な語彙力の無さと、言葉が思いつかないから時々変な間を明けてから文章を再開するからだと思います。帰国子女です。帰国子女にはいろいろな種類がいるので、日本語が上手い人もたくさんいます。



ディベートって楽しい?

ディベートは、ごく稀に楽しいです。時々、自分の好みな論題で、意思疎通がうまくいくパートナーと一緒に準備時間中にたくさんアイディアを出し合って、ワクワクするようなスピーチを作れて、相手の話も理解できて反論思いつく時のみディベート自体が楽しいなと思います。それ以外の時はなんか7分喋っても誰にも怒られないこと・相手の意見に「ほんまか?」ってダウトかけることが当たり前なことぐらいしかディベート自体の良さはわかりません。

 

ディベートしないといられないものは楽しい

でも必ず楽しいものは、大会後の打ち上げです。ディベートをやっている人はみな、何かしらとち狂っている部分がある人が多いです。特に関西は、遠征費をかけてまでディベートをやりたいと思う人しかいないので、金銭感覚も、そのほかの大事な感覚も少しずれているかなって感じです(あくまで個人の意見ですが)。遠征時は大会参加メンバーでAirbnbに泊まってスパイシーな話をしたり、お互いが大会のスピーチ中にいった変なことを永遠とネタにして飲み会中いじりまくったりと、100%楽しい時間が保証されます。毎回このためにわざわざ京都から出てきて、一日中脳みそ動かし続けるのは大会後のご飯のためです、確実に。

 

大会後の打ち上げが必ず楽しいのは、参加するメンバーとの友達力(?)がすごい強いからです。大会によって、他の大学の人と同じチームになることを選べるものがあり、その度に「今度はあの人に組んでもらえるか聞いてみよう!」って新しいチームを着せ替え人形的なノリで作成します。なんでかわからないのですが、一緒に大会出るとグッと仲がよくなる音がします(私の一方的な想像かもしれませんが)。なんか一緒に脳動かして予選乗り越えられるように頑張るからですかね、仲間意識?みたいなのが芽生えて、打ち上げで一緒に体内にアルコール(オプショナル)とカロリーを投入して、大会を振り返りエピソードを撒き散らかして、解散した頃には友達がどんどん増えていく感じです。ポケモン集めるみたいな感じなんかな。

 

でも大会出ないとこれはできないし、練習しないと大会は出たくならないし、なんか結局ごく稀にディベートの楽しさを感じるためにディベートをしているのかも知れません。よくわからないけど。

 

仲間意識?

打ち上げ会場桂川

打ち上げ会場公園

 


ゆうかさん、ありがとうございました。

大会後の飲み会・ご飯会は共通の話題で盛り上がれて楽しいですよね!

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【新歓ブログ2024⑤】新・ディベートは自尊心の筋トレ

新歓ブログリレー第五回は、同志社大学2年生の黒﨑楽々太さんに書いていただきました!

 


ディベートを大学から始めるのはかなりしんどいことだと思っています。」という一文からはじまるブログを1年前の新歓ブログリレーにて、同志社のゆうか先輩が書かれています。

 

物凄く雑に要約すると、「ディベートでうまくいかないことが多いからこそ、勝敗を自分の存在価値とかけはなすことでメンタルを保つ練習ができる。」という話です。興味があればお手暇に是非読んでいただきたいのですが、本家ゆうか先輩以上に負けてきたであろう自分は物凄く共感できます。だから、ジェネリック?というかパクリ?というか、適切な言葉が思い浮かびませんが、同じ方向性の話を僕なりの言葉でまとめてみようと思います。

 

kyodaidebate.hatenablog.com

 

ただ、大前提として他の方がブログに書かれているようにディベートそれ自体であったり、コミュニティに魅力があるというのは確かにそうです。また、「野球」と一口に言っても、メジャーリーグから草野球まであるのと同様に、ディベートでも世界大会を目指すガチ勢から結果にあまりこだわらないエンジョイ勢までいます。だから、ディベートとの向き合い方や性格によってはそれほど苦しまずに続けられるかもしれないということはお断りしておきます。

 

 

だけどディベートが競技性を帯びている以上、結果を求める多くの人にとって負の感情が生まれることもあります。納得のいくスピーチができなかったり、できたと思ってもジャッジにあまり評価されていなかったり、チームメイトやパートナーとうまくいかなかったり、同期よりも評価されない自分に劣等感を抱いたり、自分自身がジャッジをやるときにうまく勝敗の理由を説明できずに詰められたりなどなど、本気で向き合えば向き合うほどメンタルよわよわの僕にとっては泣きたくなるようなつらいときもあります。

 

高校とかでもよくあるじゃないですか。頑張って勉強しても学年トップになれなかったり、髪型とかに気を使っても結局モテるのは美人やイケメンだったり、運動部だったらレギュラーになれなかったりとか。ちょっと違うけどそんな感情に近いのかなと思います。

 

でも、だからこそ自尊心の筋トレができるし、なにより向上心が生まれます。これが大事なことで、僕がディベートを続ける理由だったりします。

 

自分自身秋までは特に、出る大会出る大会ほぼ毎回ブレイク落ち(予選敗退)してきました。EFL(非帰国子女)だから仕方がないという言い訳をしようとも思いましたが、学年大会のNoviceカテゴリー(非帰国、高校未経験のカテゴリー)でも引っかからなったので単純に実力不足です。ブレイク(本選出場)したり、スピーカープライズ(個人賞)を受賞して称賛される同期と自分を比べて、「ほんまに自分ポンコツやな」って思ったり、誰かのせいにしたくなることもありました。けれど、良くも悪くも昨日はもう来ないんですね。だからこそ、現実を捉えて次の大会こそは成功するために頑張ろうというのが大切です。

 

ららたにとって初めての対面大会、銀杏杯は個人で下から6番目

 

僕はあまり得意分野じゃないけれど、恋愛とかでも結ばれなかった恋をいつまでも引きずるよりも、自分磨きをしたり新しい人を見つけたほうがいいとか言うじゃないですか。たぶんそれと同じです。

 

 

余談ですがTea cup 2024という大会(別名: 茶会)の決勝戦でこんな論題が出ました。

 

Info slide(論題の説明・背景)

You found two types of tea that have magical powers. The first tea, “Tea A” seems to let you know one accurate image of your own future. You might be able to change that future based on your future choice and effort after you see the image. The second tea, “Tea B” seems to let you change one decision that you made in the past. You only have a cup of each tea, and you can drink one of them.

 

This House, as you, prefers to drink “Tea A” over “Tea B”

 

要するに、「どちらかひとつできるとしたら、自らの将来を見る方が、自らが過去に下した決断を変えるよりもいい」という論題です。

 

直感的に変えたい過去って数え切れないほどありますよね。少なくとも僕にとっては「あのときこうしていれば…」ということの積み重ねが人生です。

 

でも、過去のすべての瞬間が今の自分を作っています。ディベートをやっていてつらいこともあったけど1年前よりも確実に成長はしているし、だからこそいつの間にかディベートを辞められなくなっています。(最初のころは学年大会とかで結果を残せたら辞めて、テニサーにでも入ろうと思っていました。なんかそっちのほうが大学生の青春って感じするし…)

 

Tea Cupでスピーチするららた

 

なんか散々ネガティブなことを書き散らしてしまいましたが、少し気分が明るくなることを言うと、相手が自分よりもちょっと強くても勝てちゃったりすることもあります。剣道みたいなものです。たまたま、相手が場外反則を2回したから勝てたとか打ったらなんか当たった的なやつです。そういう瞬間って結構テンション上がるし嬉しいものです。(裏を返せば格下に負けることもあるということになりますが…)

 

 

僕は大学・学部的に、それほど頑張らなくても卒業はできます。これを読んでいらっしゃる方のなかにも似た境遇の方がいらっしゃるかもしれません。右から左へ左から右へと流されて、飲みサー的なところに入るのもありかもしれません。けれど、うまくいかないことがあって何か新しいことを頑張ってみたいなとか、英語力を伸ばしたいなとか、何か自分の中に現状とは違う「ありたい自分」がいるのであれば、ディベートに挑戦するのも悪くないのかなあと思います。

 

自分自身、ディベートの楽しさや有意義さも、なかなか結果を出せない苦しさも知っているからこそ、これを読んでいるあなたがそんな勝負の世界に飛び込んでみようと思うのなら、あなたが仮に最初から結果を出せなかったとしても、全力でサポートします。というか、一緒に頑張りましょう!自分自身まだまだ未熟なところも多いですが、新たな仲間がKyoto Debate Teamに入ってくれることを祈念してこのあたりで筆を置こうと思います。

 

 


それぞれの新歓ブログを読んでいただけるとお分かりいただけるように、人それぞれディベートとの関わり方があります。ちょっとでもディベートに興味がある!とかならフラっと連絡くださいね!

 

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【新歓ブログ2024④】非帰国子女・未経験で大学からディベートを始めてみて

こんにちは!新歓ブログリレー第四回は、京都大学2回生の神原みちるさんに書いていただきました!

 


 

1. 自己紹介

初めまして、私の名前はかんばらみちるです。のんびりと英語ディベートを続けてもうすぐ1年になります。大学からディベートを始めたという点で、何か伝えられることがあればいいなと思います。それでは新歓ブログ、スタート!

雪国のみちる



2. 私がディベートを始めた理由

私は、もともと外国語教育論に興味があって、英語教育に将来関わりたいなと思っていたので、そもそもの自分の英語力を将来のためにも上げたいなと思い、何か英語を使うサークルを探していました。新歓に行ってみて、面白い先輩がいるなあ、、また、英語ディベートってかっこいいなーって思ったのでとりあえず軽い気持ちで入ってみました。

 

3. ディベートしてみて感じたこと

まず、ディベートは難しい。ディベートを始めた時は、まず英語7分も喋られないし、日本語でも何話したらいいのかわかりません。

 

でも、ディベートをしてみて自分の能力を開発できるなと思いました。その反論は、自分たちの論のどこに刺さっていて、それはどれくらい効果的なのかや、自分たちの論を抜けなく証明するために必要なことは何なのかなどという論理的思考や、相手の論の前提は何なのか、それは正しいのかなどという批判的思考などを鍛えることができます。また、さまざまなことを学ぼうというきっかけにもなります。アメリカの刑務所が民営化しててどうやばいんだとかいう社会情勢、不死を受け入れることは人間にとってどうなのかとかいう倫理や哲学などをディベートの議題を通じて、考えたり調べたりして、自分の知識領域を増やすことができます。大学の講義でも、これはディベートに使えそうだ!!と興味を持って受講することができる場面も多く、主体的に学びを広げることができます。

 

また、ディベートコミュニティが素晴らしいです。面白くて賢い先輩たちは、弱っちい私にとてもとても親切です。また、各地域で頑張る仲間と友達になれて、向上心や競争心を掻き立てられます。

 

4. ディベートを続ける理由

ディベートは、自分の能力を拡張してくれる気がして、また、コミュニティの温かさを知ってしまったがゆえ、続けたいなと思っています。

 

今は、のんびりディベートをしたいなという思いから、努力して、上手くなりたいという思いに変わってきているので、今年はもっともっと頑張ろうと思います。

 

他のサークルをしていたとしても、兼サーして、のんびりディベートをすることもできるので、一度ディベートの世界に足を踏み入れてみると、いいと思います。

 


この新歓ブログリレーに文章を寄せてくださっている方の多くはつよつよのディベータですが、のんびりと自分のペースでディベートをするというのもいいですね!

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【新歓ブログ2024③】自分の好きなように頑張れる場所

こんにちは!新歓ブログリレー第三回は、ジャッジとしてもディベーターとしても同期の先頭を走る、筑波大学2年生原口ひなのさんに寄稿していただきました!

 


はじめましてこんにちは。筑波大学新2年生の原口ひなのです。

ありがたいことに機会をいただいたので、地理的には関東の人間ですが、心の場所は関西ということで書くことにしました。

こういうのは全く慣れてないので読みにくい文章だったらすみません。



導入

私からは一年間大学ディベートをやってみて感じた、ディベート界での生きやすさについて書きます。

ディベートをやっていくうえで、どんな風にどれくらい頑張るのかはほとんど全部自分に委ねられていると思います(少なくとも私が感じた範囲では)。自分の実力を自分の努力次第で変えられるのはすごく心地がいいです。

超本気で取り組むのもありだし、他の趣味とかサークルとかと両立しながら頑張るのも自分で選択できます。私はどちらかというと前者なので、ここから先の内容は若干視点が偏るかもしれないです。

スピーチ前のひなの




自分の好きなように頑張れる

 

1.大会

①大会頻度

大会参加は強制ではないので、どれくらい/どんな大会に参加するかは自分で決めることができます。ほぼ毎週のように大会に参加するような人もいれば、大きめの大会だけに数か月に一回くらい参加するみたいな人もいます。

大会のレベルも選べます。初めのうちは1年生大会が多いので、同じくらいの経験値の人たちと試合することになるし、社会人や高校生も出れる大会だといろんな学年の強い人たちとやる試合もあります。

私はいろんな大会に頻度高めに参加しているのですが、言いたいことがうまく伝わったとか、強い人のスピーチを間近で聞けたとか、毎回感じるものが違うので楽しいです。

②カテゴリ

大会に参加しよう!となったとき、特に初めてすぐとか英語力が不安とかだと楽しくないって思っちゃいますよね。でも、ディベートではいくつかカテゴリがわかれています。国内大会では、オープン/ルーキーという分け方が多く、上級生がたくさんいるような大会でも、ルーキーカテゴリという初心者向けのカテゴリで表彰に入ることもできるので、初めたてでも結構機会があります。

海外大会に出ると、英語にどれくらい慣れているかでカテゴリわけがされます。ざっくりいうとEPL(ネイティブ)、ESL(留学経験有)、EFL(純ジャパ)みたいなイメージです。英語力で圧倒されてしまいそうな海外大会ですが、活躍の場は意外と用意されています。とはいえ馬鹿強いEFLもたくさんいるので、英語力が全てじゃないところが好きです。

 

2.プラットフォーム

ディベートでは、ディベーターの他にもジャッジとして頑張る選択肢もあります。

ずっとディベーターをやっていると、少なくとも私にはディベーターをし続けるのがしんどい時期がきました。その頃から少しずつジャッジの練習をし始め、今はディベーターとジャッジをいい感じのバランスでやっています。一つのことに集中してつき進めることができれば一番なのかもしれないけど、自分の無能さを感じながら追求するのは正直きついです。そんなときに、他の頑張る手段が残されていて、しかも最終的にはジャッジのスキルがディベートに役立つので、休息をとりつつ成長もできる代替案があるのっていいですよね。

他にも、国内大会だけにこだわらず、海外大会に参加する選択肢もあります。海外で知り合いができたり、レベルの高いラウンドを見れたり、自分が望めば国内サーキットから飛び出せます。それを決めるのは他の人や自分の実力ではなく、自分の意志です。

 

3.環境

関西ディベートコミュニティには、頑張ろうと思ったときに頑張れる環境がめちゃくちゃ整ってます。先輩たちも努力を重ねてきた人だからこそ、何かやりたいと思ったときに先例があったり相談できたりするし、何より普段の練習でさえ質の高いフィードバックや超うまいスピーチにアクセスできます。

自分がやりたいと思ったときにできる環境があるのはすごく大事で貴重なことだと思っています。例えば、私が海外大会でジャッジをやりたいと思って実際に手を付けられたのも、上級生の先輩がすでに海外ジャッジをよくやっていていろいろサポートしてくれたからです。1人だったらどうすればいいかわからず始められなかったと思います。

関西は本当に温かいコミュニティです。



結論

ここで書いたことはディベート界のほんの一部ですが、意外と初めてでも楽しめそうだな、自分の好きなように頑張れそうだな、などなど思っていただければ幸いです。

ぜひディベート界に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。

 


ひなの、ありがとう!

京都大学ESSは2021年度よりエンゼルグループ(株)様とスポンサー契約を結び、ご支援を頂いております。

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